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年頭のご挨拶


新年おめでとうございます

 私は令和4年4月に東京都赤十字血液センター所長に就任しました牧野茂義と申します。3月までは国内でも有数の血液のヘビーユーザーである虎の門病院に勤務していました。今はマスク無しの顔写真は珍しいと思いまして掲載しました。

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 新型コロナウイルス感染症の蔓延で社会環境は大きくかわり、テレワークや自宅学習が中心になり、3密を避けた新しい生活様式が定着しています。この変化はアフターコロナになっても決して元に戻らないと思われます。私たちが行ってきた血液事業も、この『ニューノーマル』時代に大きく変える必要があります。東京都では特にテレワークが進み、昼間の献血可能人口は減少し、企業献血が厳しい状況であるため、地元の献血会場にお越しいただき、血液の確保量の過不足についてはブロックセンター内で調整します。学域献血も不安定で若年者献血が大きく減少していますので、献血セミナーを行い、近くの献血会場に足を運んでいただきます。献血の必要性を訴える広報活動も積極的に行い、ラブラッド会員を増やし、予約献血を増やす必要があります。そのためには、テレビ、ラジオ、SNS、Twitter、メール、電話など使用できるものは有効に利用して予約者を確保します。当然のことですが、献血者に快適に過ごしていただき「また来たくなる献血ルーム」を目指します。そのためにも古くなった献血ルームの改修工事・移転・統廃合、新設ルームを早めに計画します。

 私たちは、国民の皆様の協力をいただいて、輸血用血液製剤の確保はもとより、アルブミンや免疫グロブリン製剤、および各種凝固因子製剤のための原料血漿確保に努めてきました。今後その供給量が増えても、献血の受け入れを行う国内唯一の事業者としてのプライドにかけて血液を確保していきます。新型コロナウイルス感染症のパンデミックで生活様式が変わっても、ニューノーマル時代の血液事業を支えるためにあらゆる対策を取って対応していきます。決して医療を止めることがないように「安全・安心な血液製剤の安定供給」を行っていくことが私たちの使命です。

 東京都赤十字血液センターは、日本のフラッグシップ的センターとしての役割を果たすべく、職員一丸となって業務に邁進してまいりますので、今後とも皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

令和5年1月吉日

東京都赤十字血液センター

所長 牧野茂義

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