皆さんこんにちは!推進課です。
私たちは県内さまざまな会場で献血を行っていますが、今回はその中の「大学献血」についてお話ししたいと思います。
私たちは年間を通し、県内23大学(キャンパス含)にて献血を実施しています。
大学の中には、「献血推進委員会」など献血を支援する団体が組織されているところもあり、献血実施時には所属する学生による献血の広報、当日の協力要請及び会場運営のお手伝いも行われています。
(赤いジャケットを着ているのが委員の学生さんです!)
実際に今年度大学で行った献血の様子を少しご紹介します。
こちらは、5月30日に行われた広島工業大学での献血の様子です。
この日は献血バス3台で実施しました。
広島工業大学は県内大学の中で最もご協力が多い大学であり、今回も大変多くの学生にご参加いただきました。
現在10代~30代の方のご協力が減少している中で、このように積極的に参加していただけることは、私たち推進課にとっても大変嬉しいことです。
広島工業大学の皆さん、ありがとうございました。
継続的なご協力どうぞよろしくお願い致します!
また、私たちは献血実施に併せ、学生に献血の必要性や現状を理解してもらいご協力いただけるよう、セミナーも開催しています。
どうして私たちがそんなに大学献血に力を入れているのか?
それは、先ほどの大学献血会場の場面でも触れましたが、10代、20代、30代、いわゆる若年層と呼ばれる方々の献血離れが深刻化しているからなのです。
では、深刻化すると何がいけないのか...
こちらのグラフを見ていただいてもわかるように、10~30代の献血者の減少は顕著であり、2006年から2015年の10年間で約30%(約90万人)も減少しています。
現在の血液事業は、40歳以上の方に大半を支えていただいております。それに対し、輸血を受ける人の割合は8割以上が50歳以上の方です。つまり、現在献血を支えてくださった方が将来的には輸血を受ける側へとシフトしていく可能性が大きく、その時、血液事業の大部分を担うのは現在の若年層の方々なのです!
その若年層の協力が著しく減少しているため、私たちは将来的にも変わらず献血により輸血用血液が確保できる体制を維持するため、現在若年層の協力の確保に力を注いでいるのです。
病気の治療のために輸血を必要とする患者さんが、病気ではなく輸血の不足により命を落とすことがあってはなりません。
そのためにはどうしても皆さんの協力が必要であり、私たち推進課は、そのお一人おひとりの献血への勇気の後押しと、ご協力いただける会場作りをこれからも一生懸命行ってまいります。
これからも、献血へのご協力をどうぞよろしくお願いします!