こんにちは!
今回の<血液センターだより>は、供給部門よりお届けします。
突然ですが、皆さま「緊急自動車」と聞いてどのような車を思い浮かべるでしょうか?
多くの方は警察署のパトカーや消防署の消防車・救急車を思い浮かべると思います。どれも街中でサイレンを鳴らして走っている姿を目にすることが非常に多いですよね。
実は血液センターの車両も緊急自動車を保有し、サイレンを鳴らした状態での走行(「緊急走行」と言います)を行うことがあります。
こちらが、血液センターが医療機関へ血液をお届けする際に使用する車両「献血運搬車」です。(車両については他に複数の車種があります)

屋根に赤色灯が付いており、緊急走行をする際に点灯します。周囲の人や車両に注意を呼び掛けるサイレン・マイクなどの機構も有しています。
献血運搬車での緊急走行については、患者さんの容態が悪く、すぐに輸血をしなければ命の危険があると医療機関が判断し、血液センターへ緊急走行の要請があった場合にのみ行われます。つまり、献血運搬車がサイレンを鳴らした状態で走っている時、向かう先に命の危機に瀕している患者さまがいるということです。サイレンを鳴らしての走行中は、血液センター職員もなお一層の緊張感・危機感をもって運転しています。
ここで、日頃自動車を運転される皆さまに大切なお願いです。サイレンを鳴らした状態の献血運搬車(緊急自動車)は、周囲の安全を確認した上で赤信号の交差点に進入したり、前方の車列を追い越したりする可能性があります。サイレンを鳴らした献血運搬車を確認した場合は、ご自身、および周囲の人や車両の安全を確認できる場所で進路をお譲りくださいますようお願いいたします。
患者さまに一刻も早く輸血用血液をお届けするため、かけがえのない命を救うための手助けとなります。何卒ご協力くださいますようお願いいたします。
なお、サイレンを鳴らしていない状態で走行している献血運搬車については、一般の自動車と同じ扱いであり、特別な対応は必要ありません。
今後とも血液事業へのご理解、ご協力のほど、重ねてお願い申し上げます。



