令和2年7月4日(土)、防府市の航空自衛隊防府南基地において、新隊員の方を主な対象とした献血が実施されました。
新型コロナウイルスの流行のため、イベントの中止や事業所における外部者受け入れの自粛、大学でのオンライン授業による影響などの理由から、予定していた献血会場の実施が困難な状況が4月以降続いています。特に、将来の血液事業を担う若年層の献血者確保は重要な課題となっていますが、新型コロナの影響により若い世代の献血協力の減少がより一層深刻な状況です。
このような中、航空自衛隊防府南基地様からのお申し出により、「150人」の献血協力を目標に掲げ、山口県では最大出動数となる3台の献血バスが出動。多くの若い世代の協力をいただきました。
今月中旬には全国各地の基地へと配属され、防府の地を巣立っていかれます。
引っ越しの荷造り等でお忙しい中、当日は189名受付、159名の方がご協力くださいました。
暑い中ご協力くださった航空自衛隊防府南基地の隊員の皆様、本当にありがとうございました。
輸血を待つ患者さんの命を救うため、山口県内では、毎日150名の方に400mL献血のご協力をいただく必要があります。
山口県赤十字血液センターでは「コロナと共存する"今"も、献血は必要です。」というスローガンの下、継続した献血協力をお願いしています。
全国の血液センターで、職員の健康チェック・手指消毒を徹底し、献血ルームや献血バスの除菌や換気を行って衛生環境を保持しています。
また、ご来場の皆様へも手指消毒や発熱・味覚嗅覚の違和感などの確認や、マスク着用のお願いなど、いつもよりもお尋ねする内容も多くお手間をお掛けしていますが、安心して献血にご協力いただける環境作りに努めています。
梅雨時期の悪天候や、徐々に気温や湿度が上がり熱中症なども心配な時期になります。
まずは皆様ご体調にお気をつけてお過ごしください。
そして、お時間がありましたら、ぜひお近くの会場や「やまぐち献血ルームFor you」での皆様方のご協力を、引き続きよろしくお願いいたします。