6月14日は「世界献血者デー(World Blood Donor Day)」です。
この記念日は血液という「いのちを救う贈り物」をくださる献血者の皆さまに感謝し、血液製剤を必要とする患者さまのために献血が欠かせないことを知ってもらう日です。
緊急事態宣言が出され、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されていた中、献血は不要不急の外出に当たらないことをご理解いただき、献血会場に足を運んでくださった皆さまには心よりお礼申し上げます。
献血が必要な理由は主に3つあります。
1つ目の理由は、毎日輸血を必要としている人がいるから。
輸血用血液の約80%は病気の治療に使用され、そのうちの約40%が癌の治療に使われています。
京都府では、1日300人の献血ご協力が必要とされています。
2つ目の理由は、必要な量の血液を人工的に造ることができないから。
人工血液の実用化にむけて研究はすすめられていますが、今は献血だけが、血液を必要としている人を救うたった一つの方法です。
3つ目の理由は、輸血用血液は長期保存することができないから。
赤血球製剤は21日間、血小板製剤はたった4日間、血漿製剤は1年間しか保存できません。
「世界献血者デー」をきっかけに、より多くの方に献血への関心をお持ちいただけましたら幸いです。
いつも献血にご協力いただいている皆さま、今後も引き続き献血へのご理解・ご協力をお願いいたします。