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HLA適合血小板のご協力について

HLAという言葉を、耳にしたことはありますか?
血液型(A型、O型、B型、AB型)は一般的に赤血球の血液型を指しますが、実は白血球にも血液型があり、これをHLA型といいます。

HLA型には数万通りの種類があり、輸血を受ける患者さんの中には、HLA型が適合した、HLA適合血小板の輸血を必要とする方もいらっしゃいます。

今回は、患者さんのHLA型と適合したため、特定の患者さんの輸血の日にちに合わせて、献血ルームに通ってくださった方を2名の方をご紹介します。

  

お一人目、秋田市の女性の方です。

秋田商業高校に在学中、友人から献血ルームの話しを聞いて、はじめての献血にチャレンジしたそうです。高校時代は、次の電車の待ち時間を利用しながら、アトリオン献血ルームで献血のご協力をいただいていました。放課後の献血を何度か重ね、高校卒業のときに表彰された経験もあったとのこと。

高校の頃の献血でHLA型が登録されていたため、その数年後、偶然適合した患者さんに関する要請でお声をかけさせていただきました。

先日献血ルームにお立ち寄りいただいた際には、「お父さんが肺がんになったときに、輸血で支えられた経験がある。そのときの恩返しができた気がした。」とお話をいただきました。

来月には、ご家族の都合で他県にお引越しされますが、また機会がありましたら、秋田の献血ルームでもお待ちしております。

特定の患者さんのために何度も日程を調整してくださり、本当にありがとうございました。

  平山さん.jpg

  

お二人目は、秋田市の男性の方。70歳の誕生日を迎えるまでに、111回の献血にご協力いただきました。

はじめての献血のきっかけは、知人の家族が輸血を待っていたことから、だそうです。

昨年、お一人の患者さんとHLA型が適合されてから、輸血の日にちに合わせて血小板の採血を月に一回、多い時は月に二回、献血ルームに来てくださいました。「誰かの役に立つなら」という気持ちで、ご協力くださったそうです。

HLA適合血小板の依頼が終わったあとも、職場が血液センターに近かったこともあり、仕事を調整しながら夕方に立ち寄ってくださることが何度もありました。

最後、111回目の献血は、70歳のお誕生日を迎える三日前でした。

長い期間のご協力、本当にありがとうございます。今後もお身体に気を付けてお過ごしください。

 高橋さん.jpg 

  

血液センターでは、医療機関からHLA適合血小板の要請があった場合、適合する方へお電話での依頼を行っております。

皆さまにご協力いただく内容は、通常の「血小板成分献血」と同じ献血です。ご依頼のお電話があった際には、ぜひご協力くださいますようお願いいたします。

また、HLAのご登録をいただける方は、献血ルーム受付までお申し出ください。

登録に関する詳細はこちらからご確認ください。

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