平成29年6月26日(月)に、東北医科薬科大学薬学部の皆さま(第一期)が、宮城県赤十字血液センターでの医療ボランティア実習の一環として見学にいらっしゃいました。
始めに、日本赤十字社の成り立ちや血液事業の仕組みについて、スライドを用いて説明しました。
赤十字は、スイスのアンリーデュナンが提唱した「傷ついた人は敵味方の区別なく救う」という目的を果たすため、世界190の国と地域に広がる赤十字社・赤新月社のネットワークを活かして様々な活動を行っています。
実は日本赤十字社は、そのネットワークの一つなのです。
見学コースでは、輸血の歴史をご説明します。
世界で初めて行われた輸血は、なんと人から人へではなく、ある動物から人へ行われたんですよ。
私たちが製造している輸血用血液製剤についてご説明しました。
血液製剤は、その有効期間がとても短く長期保存ができません。皆さまの絶え間ないご協力が必要なのです。
続いて検査作業室の見学です。
検査課では、輸血を受ける患者さまの安全を守る検査、献血してくれた方へ感謝の検査、2種類を行っています。
薬学部の学生さんということもあり、とても熱心にご覧いただきました。
将来は医療現場に携わるであろう若い方々に、献血の必要性、そして厳しい現状を知っていただき、きっと何か心に響いたのではないかと期待しています。
東北医科薬科大学薬学部の皆さま、ありがとうございました!