平成30年5月16日(水)に、石巻赤十字看護専門学校の皆さまが、「人権と赤十字」の授業の一環として、赤十字の役割や実際の事業を学ぶため、見学にいらっしゃいました。
まず初めに、スライドを用いて講義を行いました。
日本赤十字社が行っている9つの事業のうち、血液センターが担っているのは「血液事業」です。各県にある地域血液センターと、東北ブロック血液センターが役割分担をしながら、皆さまからいただいた大切な血液を、輸血を待っている患者さまの元へお届けしています。
約15分のスライド説明を終えた後は、見学コースへ移動しました。
見学コースでは、世界で初めての輸血、日本の輸血の歴史など、壁のイラストを見ながら楽しく学んでいただけます。
皆さんメモをとりながら熱心に聞いてくださいました。
血液製剤を「つくる」製剤課と、血液を「しらべる」検査課の作業内容を紹介する動画をご覧いただき、東北ブロック血液センターが担っている重要な役割をご説明します。
また、ガラス越しに作業室の中をご覧いただくこともできます。
検査作業室では、大きな機械が設置されている様子がご覧いただけます。血液を「しらべる」という業務は、現在はほとんどが機械により自動で行われますが、例えば、医療機関からの稀な血液型の判定依頼など、職員の手技による検査もまだまだたくさん実施されています。
最後に、血液事業の4つの流れ(「あつめる」「つくる」「しらべる」「とどける」)を復習して、見学コースは終了です!
血液センターの見学終了後は、日本赤十字社宮城県支部の職員にバトンタッチして、救援物資倉庫の見学を行いました。
東日本大震災における活動記録をご覧いただきました。
助けを待っている誰かのため、ひとりでも多くの人を支えるため、「救うことを、つづける」。国内最大級のネットワークを持つからこそ、初動対応から継続支援まで、実行力を持って活動できることが、日本赤十字社の強みなのです。
震災から7年が経過した今でも、日本赤十字社による被災者支援は続いています。
救援物資の重さを体験!
災害時には、職員とボランティアの方々が何度も何度も体験した救援物資の重さを、皆さんにも実際に体感していただきました。
最後に、皆でレッドクロスマーク(赤十字マーク)を作りながら記念撮影!
石巻赤十字看護専門学校の皆さん、ありがとうございました!