平成30年9月18日(火)に、柴田町社会福祉協議会の皆さまが、見識を深め日頃のボランティア活動に役立てるため、見学にいらっしゃいました。
まず初めに、スライドを用いて、献血や輸血について、当施設の役割について説明しました。
平成24年4月に、全国を7つのブロックに分けてブロック単位で運営する「広域事業運営体制」が始まりました。私たちが働く「ブロックセンター」は、各県で採血と供給を担っている地域血液センターをまとめる、司令塔のような役割を果たしています。
ご覧ください、この真剣な眼差しを。
少子高齢化社会である日本においては、輸血を受ける年齢層(高齢者)が増える一方で、献血を支える年齢層(若年層)が減り、将来の血液確保をどのように行っていくか、という点が課題となっています。
そして日本赤十字社では、今後も安定的に血液を確保するため、様々な対策を講じています。
血液センターでは、より献血や輸血を身近に感じていただけるよう、実際に輸血を受けた方の声を皆さまにお届けする広報活動も行っております。
今回は、中学生の頃に病気の治療のため輸血を受けられた女性の映像をご覧いただきました。皆さまの心にも、何か響いたのではないでしょうか。
そのほかにも、こちらのページから患者さまの声をご覧いただけます。
続いて見学コースへ移動し、施設内の見学を行いました。
この日は運良く、製剤課の作業が見学コースに近いところで行われていたため、皆さま興味深々の様子で覗き込んでいらっしゃいます。
普段目にすることのない場所ですので、貴重な経験となるのではないでしょうか。
柴田町社会福祉協議会の皆さま、楽しんでいただけたでしょうか?
普段からボランティア活動に取り組んでいらっしゃるとのことで、「誰かの助けになりたい」という思いが人一倍強い皆さまだからなのか、とても真剣にお聞きいただきました。
献血は「いのちのボランティア」です。自分の体さえあれば、いつでも、全国どこでもご協力いただけます。ただし、私たちは、献血する方の安全性も考慮し、体重や健康状態など、献血に関していくつかの基準も設けさせていただいております。
「いのちのボランティア」はもちろん、その他のボランティア活動も、自身が健康だからこそできること。お越しくださった皆さまが、いつまでも健康で元気に、ボランティア活動に邁進できますように。
柴田町社会福祉協議会の皆さま、ありがとうございました!