高知県赤十字血液センターが行っております血液事業(献血及び医療機関への血液製剤供給)に関しまして、平素より献血者の皆様ならびに高知県及び市町村、各種団体や事業所、医療機関など、関係する皆様のご理解とご協力を賜り感謝申し上げます。
この度私は、令和8年4月1日付けをもちまして、松田善衛前所長より引き継ぎ高知県赤十字血液センターの所長を拝命致しました。前職は、高知赤十字病院の副院長として心臓血管外科の診療に携わっておりました。心臓血管外科という診療科の特性上、手術などで輸血(血液製剤)を必要とする場面が多く、輸血により患者様の救命や病状の改善が得られる事も数多く経験して参りました。手術の際のみならず、血液製剤は医療現場の様々な場面において、患者様の生命を守り健康を維持するために必要とされています。血液センターでは、献血者の皆様からご提供いただいた大切な血液を血液製剤とし、これを必要とされる方に確実にお届けするために日々活動しており、私もその一助となれるよう努めて参りたいと思います。
わが国は、急速に進行する少子高齢化と人口減少のため、社会活動の様々な場面において多くの課題に直面しています。中でも高知県は少子高齢化の先進県と言われ、県の人口も減少の一途をたどっています。さらに、今後数年は医療を必要とする高齢者人口はむしろやや増加し、献血など多くの点で高齢者を支える立場の若年者の減少が著しいと予測されています。言い換えますと、血液製剤については需要の増加に対して供給は減少することが想定されます。これからも安定的に血液製剤を供給していくためには、多くの方々、特に若い世代の皆様に献血活動に参加していただくことが大切になります。
当センターでは、献血バスおよび献血ルーム「ハートピアやまもも」におきまして、献血を受け付けています。献血バスについては、連日県内各所を巡回しており、運行予定はホームページでもご確認いただけますし、「ハートピアやまもも」は基本的に定休日無く受付をしています。街角で献血バスを見かけたり、高知市中心部にお出かけの際には、献血へのご協力をいただければ幸いです。
これからも血液センターとしては、献血をしていただける方と血液製剤の投与を受けられる患者様の安心と安全の確保はもとより、血液製剤を使用される医療機関に向けての情報収集と提供のための取り組みも進めて参ります。関係者の皆様におかれましては、これからも当センターの血液事業運営に関しまして、引き続きご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
令和8年4月
高知県赤十字血液センター所長 田埜 和利



