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ありがとうの声

「今から20年近く前になります。」【山口県在住:もりこさん】

今から20年近く前になります。
新婚旅行で海外に行き、帰国する当日、腹痛になりました。痛みを我慢して帰国し、翌日病院に行くと、子宮外妊娠とのことで、そのまま緊急手術することに。
手術前に色々同意の確認をされましたが、とにかく激痛だったので、この痛みを除いてくれるなら、手術でも輸血でも何でもしてください。という思いだけでした。
激痛を我慢して帰国したからか、お腹の中は血の海となっており、大量出血で臓器が上の方へ押し上げられていたそうです。
出血量は、なんと3リットル!
体格が良いので3リットル出血しても命は亡くしませんでしたが、かなり危険だったそうです。
その時に輸血を受けて命を繋ぎました。ありがとうございます。
輸血を受けるまで、私の趣味は、旅先での献血でした。
以前は、今のようなカードではなく、献血した都道府県と献血量をスタンプで押される手帳だったので、違う都道府県のスタンプを押してもらうことがステイタスでした。
輸血を受けたので、献血ができなくなったのがとても残念ですが、あの時輸血をしていただいたおかげで、命を亡くさなくて済み、2人の子どもにも恵まれ、命を繋ぐことができました。
子どもたちにもこの話は聞かせているので、成長し、献血可能な年齢になったら献血してくれたらいいなと思っています。
輸血によって、ご当地献血の趣味は奪われましたが、今、わたしの命があるのは献血のおかげです。
未来をくださり、ありがとうございました。

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