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全国のありがとうの声

母の強さ

O型清き乙女座さん

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【妻が第3子を出産の時】

今から19年前、妻が第3子(男の子)を出産の時でした。前もって先生から「前置胎盤なので帝王切開で出産します」と告げられてはおりましたが、私は「まあ~1人目も2人目も帝王切開なのでしょうがないか」と事の重大さを分かっておりませんでした。

【手術開始から5時間が経過】

しかし、手術後、子供は予定通りに私の元に、妻は1時間経っても、2時間経っても手術室から出て来ません。さすがの私も心配になりました。そして、手術開始から5時間が経ち、ようやく先生が出て来て「ご主人、奥様のお腹を開けて胎盤を取り除こうと思いましたが、子宮や膀胱や腸にまで癒着しており、取り除ける分は取り除きましたが、このまま出血が止まらなければ最悪の事態になることも想定されます。輸血も自分の血液も全て流れ出て、今、400cc10本目です。これから県をまたぎ大きな病院へ搬送致します。」と言う事でした。その後、やっと出て来た妻を見て私は驚きました。輸血に点滴、酸素マスクにモニターと、ありとあらゆる物が妻の体にはついており、意識も薄く、私は本当に覚悟しました。
大きな病院では、「このまま出血が続けば足の付け根からカテーテルを入れて大動脈を止める事になるかもしれない」と説明を受けましたが、幸いカテーテルを入れずに出血は止まり、翌朝には妻の意識も完全に戻りました。当時の医療関係者の方々には、深く感謝しております。

【何気ない日常の中で】

その息子も来年は成人式を迎えます。その時は夫婦揃っていきたいと思っています。幸い妻はそれ以降、特に病気も怪我もなく過ごしておりますが、年相応の高血圧と糖尿病予備群として、体重計とにらめっこの日々。私や子供たちは、妻の手料理のおかげで健康に過ごしております。恩返しのつもりで始めた献血でしたが私の献血回数も21回、誰かのお役に立てていると自負しております。現在では、医療技術が発展し前置胎盤でも出血量が予測でき、対応が取れるようになったとの事、それでも、なにげない日常生活の中で、いざという時に、大切な人の命を繋ぎ止め、守る事が出来るのが献血だと私は思います。

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