富山キリンさん
【献血デート】
デート中の若いカップル。良く晴れて気持ちの良い川べりのいつものデートコース。やがて男性が意を決して彼女に向き直り真顔になる。彼女の方も只ならぬ彼の様子に緊張のまなざしで、次の一言を待った。「俺と・・・俺とけっ」言葉に詰まった男は思わず彼女を抱き寄せる。彼女の脳裏には将来の幸せな結婚生活の場面がいくつも湧き上がっていた。「俺と献血に行かないか」耳元で囁いた彼の言葉だった。
映画館で作品上映の前に流れる公共コマーシャルの一場面です。映画の好きな私は足繁く通った映画館でこの献血推進PRを何度も何度も観ていました。結果、私は映画館と同様献血にも頻繁に足を運ぶようになりました。昭和期から平成にかけてかなり永く流されていたコマーシャル映像でしたが現在は観られなくなりました。ちょっと淋しいですが、献血をする度にあのコマーシャルを思い出します。
二人で献血を終え、男は改めて大切なことを彼女に伝えられたか...