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「こころ」をありがとう

「献血ボランティアに参加して」

File.26 2014年10月1日

長井 俊江さん

長井俊江さん

福井県歯科技工士会が献血ボランティアに参加させていただいてから早いもので7年の月日が経ちます。私は専門学校在学中からいつも隣の医師会館に献血車がくるたびに献血をしていたので献血にはとても親近感があり、毎年、喜んで協力させていただいています。

7年前、日本歯科技工士会の呼びかけで福井県技も献血ボランティアに参加協力することが理事会で決定し、当時、厚生部担当の林理事が段取りしてくださり、毎年1月に実施する「はたちの献血キャンペーン」には有志を募って参加するのが会の恒例行事となりました。それから今日まで代々の厚生理事さんも頭が下がるぐらい熱心に取り組んでくださっています。当初は「呼びかけ」と「問診の受付」が主な業務でしたが、なかなか普段大きな声を出すことに慣れていないメンバーが戸惑いながらも真面目に任務を遂行していたのを思い出します(笑)。今では「問診の受付」は「技工士会さん」というのが定着してきたようで、ボランティアに参加する度に、職員の方々から暖かい励ましと御礼の言葉を頂戴しています。

数年前、母が長期入院し、血小板数が1万を下回り、命が危険な状態になったとき、福井県ではB型血小板の在庫がなく(ちなみに私はA型です(悲))、他県の血液センターから「血小板」を送っていただき輸血してもらったことがあります。今までは献血のありがたさを頭ではわかっていましたが、心から感謝をしたのは母のことがあってからです。

日本では赤十字血液センターと職員の皆さん、そしてそれを支えるサポーターやボランティアの皆さんが一致団結して組織だって一人一人の生命を守ってくださっています。当たり前のようで当たり前でないこの素晴らしい取り組みはそれを推進している一人一人の並々ならぬ念いと努力の上に成り立っているものだと痛感しているこの頃です。

私もこの素晴らしい取り組みがずっと維持できるよう、これからもボランティアの一員として微力ながらもお手伝いさせていただきたいと思っています。

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