File.23 2014年1月17日
福井県赤十字血液センター所長 豊岡 重剛
File.23 2014年1月17日
福井県赤十字血液センター所長 豊岡 重剛
平成26年1月9日に福井県赤十字血液センター献血200万人を達成しました。
福井県赤十字血液センターは昭和40年に業務を開始し、ほぼ49年。皆様のお蔭で多くの県民の方が献血血液による輸血により、けがや病気に打ち克つ事ができました。本当に有り難うございました。
私自身の献血はと申しますと、大学生時代の昭和43年に当時の部活の先輩から「心臓手術の必要な方がいて、どうしても新鮮血が必要なので献血に協力してほしい」との要請があり、京都で献血したのが最初でした。以降200mLは献血8回、400mL献血は7回になります。最初の成分献血の方は昭和61年度のことになりますが、当時の上司から「成分採血装置を購入し、看護師の研修は終了したがスタッフが不安がって成分献血が開始できない。なんとかしろ」との指示があり、年度末になった3月30日に急遽成分献血を開始する事になりました。献血者第1号を血液センター職員の中で一番男気のあったY君が買って出てくれ、さらに私自身が同2号として、成分採血をすることになりました。スタッフ一同不慣れな中で、自分自身で指示をして自ら献血を行うことに一抹の不安はあったもののなんとか無事終了し、以降職員の技術も向上、設備も充実して今日を迎えています。私の成分献血回数は112回になりました。
若い方の献血者が減少傾向にある現在、献血の先輩方にお願いがあります。あと一声で献血に協力してもらえる若者がたくさんいます。献血未経験の方に一言声をかけて献血を勧めてください。その一言でさらに献血のわが広がってゆくでしょう。今思えば、私の献血のきっかけも、それぞれ先輩・上司の命令に近い依頼でした。
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