元気だった父が、ある日突然に急性骨髄性白血病と診断されて緊急入院し、その際に何度も輸血をして頂きました。輸血をすると真っ白だった父の顔色に血色が戻り、終わった頃にはとても元気になり、血液の大切さを痛感する毎日でした。
残念ながら治療の甲斐なく父は亡くなりましたが、絶望感でいっぱいだった私達家族にも希望を与えてもらった恩返しとして、機会があるたびに献血に協力させてもらっています。
当時まだ幼かった私の子ども達も可愛がってもらった事をよく覚えており、献血ができる年齢になったので協力したいと自ら申し出て来て、私達家族の想いが伝わっていると感じています。
また、父が亡くなった時に看護師さんから優しく声をかけてもらった娘は、その言葉が心に響き、看護師の道を目指して今看護学校の2年生です。
経験した者にしか分からないというのはあるかも知れませんが、少しでもお役に立てるよう微力ながら今後も協力させて頂きたいと思っています。