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第1回 島根県輸血療法委員会合同会議を開催しました。

 2月27日(土)、松江市のサンラポーむらくもにおいて、第1回 島根県輸血療法委員会合同会議を開催しました。
 島根県ではこれまで血液センターが主催して平成24年から輸血懇談会を開催してきましたが、この度、懇談会から移行する形で、島根県健康福祉部と血液センターが事務局となり第1回目の島根県輸血療法委員会合同会議として開催され、20医療機関から25名の医師、検査技師等が出席されました。
 健康福祉部の牧野医療統括監の挨拶に続き、事務局から合同会議(要綱)の趣旨説明が行われた後、特別講演として、岡山県赤十字血液センター池田所長から「岡山県合同輸血療法委員会の活動状況について」と題して、岡山県における安全で適正な輸血医療への取り組みの歴史や詳細なアンケート調査の実施など活動状況について貴重なお話をいただきました。続いて、活動報告として、島根大学医学部附属病院輸血部の竹谷先生から、「島根大学医学部附属病院輸血部での取り組み」と題して、輸血業務の問題点と日本輸血細胞治療学会の輸血機能評価認定(I&A)を受け、外部から指摘を受けることにより病院全体として課題の解決に繋がったとして、I&Aの有用性が紹介されました。また、大量出血時(止血困難時)に備えて自施設で独自に製造されているクリオプレシピテートの使用効果や危機的大量出血マニュアルの作成など、島根大学附属病院輸血部での取り組みについて幅広くご紹介いただきました。県内での先進的な取り組みとして、他施設の方々に大変参考になったものと思われます。血液センターからは平成27年度の献血と供給の状況や学術関係の情報提供を行いました。
 最後の自由討議の時間には、輸血後感染症検査の実施率をどうしたら高められるかという問題提起があり、各病院から自施設の状況等について積極的な発言がありました。今回から行政機関が事務局となったことにより、医療機関からは実効性のある施策等に繋がる期待がうかがわれ、今後、本合同会議において、提起された課題をひとつづつ検討し解決に向けて協力し合っていくという方向性が示されました。

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