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ありがとうの声

ペンネーム：S・S さんのメッセージ

大阪府赤十字血液センターに届いた「ありがとうの声」（ペンネーム：S・Sさんからのメッセージ）私は高校生の時に親友を白血病で亡くしました。先の人生を共に笑って過ごせるものとばかり思っていた私にとって、彼の死は受け入れがたく辛いものでした。もっともっと長く生きていて欲しかったし、同じ時間を共有したかった。病気との戦いの中で当然輸血を必要とする場面があり、そこで彼の命は何回も繋ぎ止められました。今はもう振り返ることしかできませんが、献血のおかげで彼は命を繋ぐことができたし、少しの間ですが学校に復帰することもできました。私はその時の彼の笑顔を2度と忘れることは無いと思います。彼に生きる時間と思い出を届けてくれた献血に心から感謝しています。今私は医療関係の仕事をしています。この世から病気がなくなることは無いのでしょうが、苦しんでいる人を救うため、親友の想いも胸にこの先も自分の出来ることを精一杯やっていこうと思います。

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