骨髄ドナー登録のお願い
骨髄移植・末梢血幹細胞移植とは、白血病や再生不良性貧血などの病気によって、正常な造血が行えなくなってしまった患者さんに、HLA型(ヒト白血球抗原)が適合したドナーさんから提供された血液をつくるもとの細胞である造血幹細胞を入れ替えることにより、造血機能を回復させる治療法です。
骨髄移植・末梢血幹細胞移植は、骨や臓器の移植ではなく、通常の輸血と同じように、造血幹細胞を点滴で患者さんの静脈に注入します。
日本で非血縁者間の骨髄移植や末梢血幹細胞移植を必要としている患者さんは、毎年少なくとも2,000人を数えます。
骨髄移植・末梢血幹細胞移植は、患者さんにとって大きな希望です。
一人でも多くの患者さんを救うために、多くの方のご協力が必要です。
骨髄移植・末梢血幹細胞移植と骨髄バンク事業についてご理解をいただき、骨髄バンクのドナー登録をお願いいたします。
骨髄バンクについて
骨髄バンク事業は、国(=厚生労働省)主導のもと、日本骨髄バンクが主体となり、日本赤十字社および地方自治体の協力により行われている公的事業です。
日本骨髄バンクは骨髄移植・末梢血幹細胞移植のコーディネート等を行っています。日本赤十字社は骨髄データセンターを設置し、都道府県・保健所を設置する市・特別区は保健所を窓口として各々役割を定め協力体制をとっています。
ドナー登録には、パンフレット「チャンス」をお読みいただくことが必要です。
ドナー登録にあたっては、骨髄提供について正しくご理解していただくことが大切です。日本骨髄バンクが発行するパンフレット「チャンス」をよくお読みになってから登録をご検討されるよう、お願いします。
パンフレット「チャンス」は、県内の各骨髄登録受付施設にも設置しています。
ドナー登録できる方
※骨髄・末梢血幹細胞を提供できる年齢は20歳以上、55歳以下です。
※ドナー登録後の健康状態によっては、コーディネートを進めることができないこともあります。
※骨髄・末梢血幹細胞の提供にあたっては家族の同意が必要です。
※腰の手術を受けたことがある方は骨髄提供はできません。