
滋賀医科大学医学部附属病院 検査部
輸血・細胞治療部 湯本浩史 さん
【輸血医療に携わる臨床検査技師として】
当院は、特定機能病院で手術や治療で多くの血液製剤を必要としております。
限りある血液製剤を適正使用するために、院内の輸血療法委員会で臨床検査技師が血液製剤の使用量を報告して、善意の献血から作製される血液製剤の適正使用に努めております。
また、当院は、日本輸血・細胞治療学会の、認定医制度、臨床輸血看護師制度、認定輸血検査技師制度の研修指定施設に認定されております。大学病院として、県内外の輸血に従事する医療スタッフへも適正な輸血医療に向けた教育・研修を行っております。
臨床検査技師は、血液検査装置で測定した患者さんの検査結果を報告しております。その際に、輸血を必要とするような緊急異常値・パニック値を臨床医に報告するだけでなく、ヘモグロビン値、血小板数、凝固検査の結果を確認して輸血の準備に備えております。
血液センターから納品される血液製剤は、県内のみならず、他府県からの血液製剤も沢山あります。輸血を必要とされる患者さんに対して無事に血液製剤が準備できることに、献血者の皆さまに感謝しております。
 
							
