
埼玉県学生献血推進連盟
寺山 綾音 さん
【献血者として】
中学3年生の時、動画アプリのおすすめにでてきた1本の動画。それは献血の流れを紹介している動画でした。当時15歳だった私はまだ献血に協力できる年齢ではありませんでしたが、「自分もやってみたい」「誰かのためになれるなんて素敵」と感じたことを今でも鮮明に覚えています。
その出会いから約半年後、16歳になった私は高校の最寄り駅に来ていた献血バスで友達と一緒に初めて200mL献血に挑戦しました。少し緊張しながらも、あの時のワクワク感やドキドキ感は今も忘れていません。
それ以来、献血は私の趣味のひとつになりました。誰かの力になれる、そして自分の健康管理にもつながることから、今も定期的に献血に通っています。
【広報の立場として】
現在、私は埼玉県学生献血推進連盟というボランティア団体に所属し、若年層に献血を知ってもらう機会を作ったり、献血をするという一歩を踏み出すお手伝いをしています。また、自己紹介で献血が趣味であることを言ったり、献血に行った記録をSNSで発信したりと、身近なところから献血を知ってもらうきっかけづくりにも取り組んでいます。
こうした活動を続ける中で、献血に興味を持って質問をしてくれる友人が増えたり、「一緒に献血に行ってみたい」と声をかけてくれる友人も現れたりしました。自分の行動が誰かの背中を押すきっかけになっていると実感でき、私自身、とても嬉しく、活動の意味を強く感じています。
【医療に携わるものとして】
献血者として、そして広報の立場として献血に携わっている私ですが、普段は大学で看護の勉強に励んでいます。献血に携わるまでは「助産師になりたい」という一心で進んできましたが、献血という経験を通して、私の中にもう一つの大きな目標が生まれました。それは、「助産師としてだけでなく、献血者と輸血を必要とする人をつなぐことのできる医療者になりたい」という思いです。献血は私の視野を広げ、医療の世界の奥深さと人と人が支え合う力を教えてくれました。
私の視野を広げてくれた献血。だからこそ、私は自分が健康である限り献血を続け、「女性として最多回数を目指す」という大きな目標を掲げています。それは記録のためではなく、「自分にできる最大限を誰かのために」という気持ちの表れです。

