採血課の紹介
採血課業務内容
血液事業の中での採血課の役割は、輸血用血液製剤のもととなる原料血液を採血することです。
その採血にあたり、献血者の安全と採血した血液の品質の確保を図るため、関係法令を遵守し適正に業務を実施することが求められています。
原料血液を採血する際に、献血者数に対して約1%の割合で採血に伴う副作用が発生します。日頃から、これらの副作用についての知識と予防策を身につけ、発生時には、早期発見、適切な対応を行なっています。
私達は、「安全な血液製剤」を提供する義務があります。これは、全国どこの採血場所においても、関係法令に基づき定められた採血基準書、採血SOPに規定された詳細な手順を遵守し採血業務を行うことにより保証されます。
これらを実践するために、広島県赤十字血液センター採血課では、以下の理念を掲げ業務を行なっています。
キャリアアップについて
血液事業に携わる専門職業人として自律した看護師を育成するため、「赤十字血液センター看護師のキャリア開発ラダー」を導入し、個々の成長段階に応じた教育支援を行っています。看護実践能力等の到達目標をレベル別に明示し、継続的に自己研鑽を積むことができる研修支援体制を含めた仕組みとなっています。
入社後、2ヶ月~6ヶ月の研修期間を設けプリセプターがマンツーマンで指導を行い、ひとり立ちできるように手厚く支援します。太い針を使用するため、腕モデルで穿刺のトレーニングを繰り返し行なうなど、技術面では実地訓練を組み込んだプログラムで進めています。
日本輸血・細胞治療学会主催のアフェレーシスナース資格を取得することにより、成分採血の知識・技術の向上、成分採血の指導者として活躍が期待されます。
日本自己血輸血学会主催の自己血輸血看護師資格を取得することにより、医療機関を対象に自己血採血についての知識や技術に関する講演や実地指導の場で活躍できます。
- ● 新人研修
- ● 新人フォローアップ研修
- ● プリセプター養成研修
- ● 採血責任者研修
- ● 製剤課・検査課見学研修
- ● AED講習会
- ● キャリア開発ラダーレベル別研修 等