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HLA・まれな血液型

HLA・まれな血液型

一般的な「血液型(ABO式・Rh式)」は赤血球の血液型を言います。
白血球にも同じように血液型があり、これを 「HLA(エイチ・エル・エー)」 と呼んでいます。
HLAは数万通りの型があり、適合する確率は、兄弟姉妹間で4人に1人、それ以外では数百人から数万人に1人しか適合しません。

なぜ必要なのか。

血小板輸血を繰り返している患者さんは、HLA抗体が産生されて血小板の輸血効果が得られない場合があります。このような患者さんには、HLAが適合した「HLA適合血小板輸血」が必要となります。

お願い

医療機関からこのようなHLA適合血小板の要請があった場合、すでにHLA検査をさせていただいた方から適合する人を選び出し、ご協力をお願いしています。
血小板は有効期限が4日間しかないため、輸血日が決まっていることにより献血日が指定されています。また、長期にわたり、HLA適合血小板輸血を繰り返すことが多いため、より多くの方にご登録をいただく必要があります。
すでにご登録いただいている方については、患者さんと適合していた場合、電話などによりお願いをさせていただいております。
患者さんが安心して輸血を受けられるよう、ご理解、ご協力をお願いします。
※HLA型についてはご本人様にはお知らせできませんのでご了承ください。

“まれな血液型“について

血液型というと、A型・O型・B型・AB型が思い浮かぶかと思いますが、赤血球にはこの血液型の他にもいろいろな血液型があります。
その中で、同じ血液型の人が1%以下と少なく、輸血の際、同型の血液の確保が難しい血液型のことを「まれな血液型」と言います。 輸血を必要としている患者さんが「まれな血液型」で、しかもその抗体をもっている時は、同型の「まれな血液型」が必要になりますので、あらかじめ冷凍保存している同型の血液を使用したり、同型の血液をもつ方に献血のお願いをするなどして対応しています。 しかし、一度に必要量を集めることは大変困難なため、「まれな血液型」の献血者の方には登録者として、登録のお願いをしています。 (検査で「まれな血液型」と判定された方には登録のお願いを郵送にてお送りさせていただいております。)
なお、Rhマイナスの血液型の人も0.5%(200人に1人)と少ない血液型ですが、献血した方全員に検査を行っていますので、「まれな血液型」として扱っておりません。