MENU

令和5年度赤十字血液シンポジウム 東北

ご挨拶

宮城県赤十字血液センター 所長 峯岸 正好

日本赤十字社は、血液製剤を必要としている患者様へ献血者の想いを確実に届けられるよう、献血血液を安定的に確保し、その安全性・品質向上に真摯に取り組んでおります。そして医療を支える献血文化を次世代に引き継いでいくことが最も重要な使命であると考えております。

令和5年度赤十字血液シンポジウム東北におきましては「献血者の健康を考える」をテーマとして開催し、「献血者の健康を守る」ことに僅かなりとも貢献できればと考えております。第一部の講演1では健康維持・管理にとって献血は貴重な機会となることを紹介していただき、講演2では、赤血球造血や生体内反応に必要な鉄の重要性についてお話しいただきます。シンポジウム後半の第二部では健康栄養学がご専門のお二人の演者にご講演いただきます。講演3では「貧血のヘルスリテラシーを考える」と題して岡部聡子先生に鉄摂取量の評価、栄養教育のあり方等についてご講演いただきます。講演4では「生命のactive centerとしての鉄 ~ヒトの健康と鉄との関わり~」と題して曽根正彦先生に生命維持に必須の鉄について幅広くお話しいただきます。いずれも健康維持・管理において重要な栄養学に関する貴重な内容の講話であり、有意義な情報を提供していただけるものと確信いたしております。

本シンポジウムでは、輸血医療に携わる関係者の皆様に加えて、日頃献血にご協力いただいている皆様、一般市民の皆様にもご案内させていただきます。多くの皆様のご参加を心からお待ち申し上げております。