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ありがとうの声(宮城県内)

   <献血に御協力いただいている皆さまへ>

皆様、日々お元気でお過ごしでしょうか。

私が現在、発病以前の体調まで概ね回復し、妻と中学三年生の息子と笑い合えているのも、全ては献血をして下さった皆様のおかげなのです。

 令和二年の二月下旬から、私は急激な体調不良に見舞われました。いくつかの病院を転々としましたが、あまり快方に向かわなかった四月の初め、市立病院で検査を受けたところ、何と「白血病の疑いがある」と告げられたのです。 

 

 至急、大学病院を受診、精密検査の結果は確かにその通りでした。しかも急性リンパ性で悪性であったのです。細胞移植は必至、それを行なわなければ、先の見通しは良くないということでした。「晴天の霹靂」を実感しました。 

 

 入院当初は病気になったことが全く受け入れられなくて、過去の自分の所業になにか非があったのだろうかと自分を責めてしまいました。精神的にも不安定になり、手足の震えが止まらない、夜は眠りも浅くなってしまいました。 

 

 治療も色々と辛く不安な日々でした。その中で体調を安定させる為に何度か輸血を行ないました。自分は発病する前から諸事情から献血することが出来なかったため、自分の回復の為に運ばれて来る血液パックをありがたく、その一方で申し訳なくもある複雑な気持ちで眺めていました。 

 

 しかし移植の成功と輸血が功を奏し、幸いな事に九月初旬に退院することができました。その後は定期的な通院検査と毎日の服薬で、完全寛解を目指しています。 

 

 大事な血液を献血という形で提供いただている皆様には、感謝してもしきれるものではありません。本当にありがとうございました。 

 

 そして、赤十字血液センターの職員の皆様、日々の業務に御苦労が絶えないと思いますが、どうぞ身体を大切にお仕事をなさって下さい。

 最後にもう一度、本当にありがとうございました。

                                              

                                        宮城県仙台市                                         

                                         見田 智

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