日本赤十字社では、2020年8月5日採血分から、輸血用血液の安全性向上のため、全国一斉にE型肝炎検査(HEV NAT検査)を導入いたしました。
E型肝炎の検査が陽性となった場合、検査結果をご希望される方には献血後にお知らせします。陽性となった献血日から6カ月間は献血をご遠慮いただきますが、その後はまた献血にご協力いただけます。
また、ブタ、イノシシ、シカの肉や内臓(レバーなど)を生または生焼けで6か月以内に食べた場合は、引き続き献血をご遠慮いただいております。 HEV NAT検査を導入しても、感染初期のウイルスが検出できない期間(ウインドウ・ピリオド)を〝ゼロ〟にすることはできません。患者さんに安全な輸血用血液製剤をお届けするため、引き続き献血者の皆様には「責任ある献血(検査目的で献血しないこと、献血前の問診に正しくご回答いただくこと)」について、ご理解とご協力をお願いいたします。
E型肝炎ウイルスに対する安全対策へのご協力のお願いについて(日本赤十字社ホームページ)
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【E型肝炎とは】
ウイルスに汚染された水や食べ物から感染するウイルス性肝炎です。 感染源となる食べ物は、日本では加熱不十分なブタ、イノシシ、シカの肉や内臓(レバ刺しやレアの焼肉等)が主になります。感染して発症すると、発熱、全身倦怠感、悪寒、嘔吐、食欲不振、腹痛等の消化器症状を伴いますが、症状がないこともあります。 感染した人が気付かずに献血した血液が輸血に使用された場合、患者さんがウイルスに感染し、重篤な症状を引き起こす場合があります。
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