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血液のゆくえ

血液のゆくえ

血液は栄養や酸素の運搬、免疫など人間の生命を維持するために欠くことのできない機能を多く含んでいます。

現在、血液の機能を完全に代替できる手段は存在しないため、医療において輸血は欠かすことができない治療法となっています。皆様の献血によって必要な血液を確保し続けなければ、現代医療は成り立たないのです。

献血から医療機関まで

献血された血液は、赤血球、血小板、血漿などの輸血用血液製剤として使われるほか、血漿中の特定のタンパク質を抽出、精製した血漿分画製剤の原料として使用されます。なお、日本赤十字社の製造能力を超える需要については、国の指示・指導により一部国内製薬企業の協力を得ています。

 

献血から医療機関まで

原料血漿とは

血漿中にふくまれる血液凝固因子、アルブミン、免疫グロブリンなどのタンパク質を抽出・精製して作られる血漿分画製剤の原料となるものです。原料血漿は、各都道府県ごとの確保目標量が国から示されています。