MENU

所長コラム

所長コラム(令和6年1月)

__1.jpg 2024.1(2).jpg

  

【一本指打法】

血液センターでは輸血を受けられた方やご家族からメッセージを募集しています。

  

献血でいただいた血液が実際、医療の現場でどのように使われているのか、献血者さんには分かりにくいところです。そこで、輸血を受けられた方に体験を教えていただき、そのメッセージを献血者や献血支援者にお伝えすることで、ご協力の輪を広げることが目的です。

岐阜県赤十字血液センターのホームページでは、下のサイトで募集しています。

  

!輸血を受けられた方やそのご家族からのメッセージ募集中!|ありがとうの声|岐阜県赤十字血液センター|日本赤十字社 (jrc.or.jp)

  

しかしこのサイト、ホームページを詳しく見ていただける方ならいざ知らず、一般の方にはなかなか見つけにくい場所にあります。そのためか、なかなかメッセージをいただけません。

(そんなことを言ったら、この『所長コラム』もかなり分かりにくいところにあります。ここにたどりついていただいた皆様には本当に感謝です!)

  

そこで今回、岐阜県学生献血ボランティアがコロナ禍に頑張って献血を呼び掛けてくれている様子を捉えた写真(関商工高等学校 井戸先生提供)を使ってポスターを作り、献血ボランティアの学生さん同行で、メッセージを求めてこちらから出向くことを思いつきました。

  

最初の訪問先として、白血病など血液疾患の治療で一人の患者さんが何回もの輸血を受けられる2つの病院の血液内科と小児科に相談しました。

3回に分けた訪問、学生が一緒ということもあり、どの診療科でも先生方にはとても好意的に受け入れてもらえました。しかし、ポスター掲示場所については、私は外来の診察室内の壁を提案したのですが、一応受け入れてもらいましたが、むしろ病棟やその他の目につく場所を考えたいような様子でもありました。

  

全ての訪問を終わってハタと気づきました。

私が外来診察室内を提案した理由は、以前、働いていた折、私が電子カルテに一本指打法で一生懸命記録を打ち込んでいる間、患者さんが手持無沙汰であちこち壁の掲示物などをみておられたからです。しかし今の先生方は、ブラインドタッチなので壁をみているような状況ではないのかも??

  

ということで、掲示場所は先生方にお任せします。

私はこのコラムを、相変わらずの一本指打法で一文字、一文字ずつ打ち込みながら、メッセージを心待ちにさせていただきます。

  

今回の企画にご協力いただきました学生さん先生方ありがとうございました。

写真は、訪問の記念に撮らせていただいた1枚です。

  

岐阜県赤十字血液センター 所長 髙橋 健

過去のお知らせ

最新のお知らせ

カテゴリ一覧