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所長コラム

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新岐阜献血ルームの話

 岐阜県赤十字血液センターでは、バスで県内を回るとともに、あかなべと新岐阜の2つの献血ルームで献血をいただいています。今回は、このうちの新岐阜献血ルームの話です。

 新岐阜献血ルームの名称は、名鉄岐阜駅の以前の駅名であった新岐阜駅に由来します。『新岐阜』の名称はある年齢以上の岐阜の人には違和感が少ないのではと思います。名鉄岐阜駅を今でもしばしば新岐阜駅と呼んでいる私など尚更です。しかし、若い人は、なぜ『新岐阜』と思っているかもしれないので、少し昔話をしてみます。

新岐阜駅は、100年以上前の1914年に、JR岐阜駅(旧国鉄岐阜駅)の近くに新たに作られた別の鉄道路線の駅名です。今から45年前の1976年には、新岐阜駅の西側に岐阜パルコが開店しました。岐阜を知らない友人に、岐阜がいかに街かを説明する切り札として、「岐阜にはパルコがある」と言っていたことを思い出します。そんな新岐阜駅の北側ビルの5階に1998年8月24日、新岐阜献血ルームはオープンしました。

以来、2005年に駅名が名鉄岐阜駅に変わり、駅周辺が変わる中、新岐阜献血ルームは皆様に支えられて今に至っています。

新岐阜ルームでは、赤血球献血とともに成分献血も多くの皆様にご協力いただいています。血小板や血漿の成分献血は2週間間隔で実施できるので、お一人で年間何回もご協力いただける方が沢山あります。ありがたい限りです。また最近は混雑を避けて待ち時間少なく献血していただくために、献血の折に次回予約して帰られる方も増えました。

このような成分献血の場であるとともに、新岐阜ルームには10代20代の若い人たちの献血の場となるべき重要な役割があります。駅に近いので若年層の皆さんが通学帰りなどに立ち寄ってくれます。献血が初めての人も来てくれます。ルームでは、高校生の皆さんが献血した時、壁の自分の高校の木に花のシール1枚貼る『献血で愛の花を咲かせよう』運動を行っています。ルームに近い岐阜市内の高校はもとより、県内外各地の高校の皆さんがこの運動に参加して多くの花を咲かせてくれています(写真)。

実はこの高校生の協力をほとんどの学校の先生方はご存じありません。そこで今年度、各高校の校長先生に状況を報告し感謝をお伝えする訪問を始めました。これまで校長室とは縁のない生活を送ってきたので、校長室でゆったりした椅子を勧められても、実は落ち着かずなかなか慣れませんが、六十の手習いと唱えつつ続けています。

新岐阜献血ルーム。初めて来られる人には少し分かりにくいところにあります。でも、「献血、してみようかな、どうしようかな」と思われている方は是非ビルに足を踏み入れて、少し奥まったところにあるエレベーターで5階を押してみてください。笑顔のスタッフがお待ちしています。

月刊ぷらざ9・10月合併号(62-63ページ)にぷらざ編集室スタッフの新岐阜献血ルーム献血体験記が掲載されています。あわせてご一読ください。

[月刊ぷらざ9・10月合併号]のURL

https://standrack.backshelf.jp/bookview/?filseq=1637&page=1

  

岐阜県赤十字血液センター

所長 髙橋 健