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質問事項5番について

献血の際の問診内容に

次の薬を使用したことがありますか。

乾せん治療薬(チガソン)、ヒト由来プラセンタ注射薬(ラエンネック・メルスモン)

という項目があります。

乾せん?チガソン?ヒト由来プラセンタ注射薬?????

55.pngと疑問だらけではないでしょうか。

乾せんとは、慢性的な皮膚疾患で、炎症性角化症に分類され、皮膚の角化・肥厚とともに炎症が生じる病気です。

患部が赤く盛り上がると同時に、角質が厚く硬くなって表面にポロポロとふけのような鱗屑がつき、典型的な場合は銀白色のかさぶた状となります。かゆみを伴い、刺激を受けやすいところ、とくに頭部や背部、腰からお尻、肘や膝、下腿にできやすく、大きさや形はさまざまで地図状になることもあり、病変と正常の境界がはっきりしているのが特徴です。爪に症状が出ることもあります。

この乾せんの治療に用いられるのがチガソンです。

チガソンは、米国(FDA)の基準にある採血禁忌薬剤であるTegion(合成レチノイド)に該当し、催奇形性が指摘されているため、服用歴がある場合は献血できません。

次に、ヒト由来プラセンタの注射薬とは、日本で承認されている医薬品で、肝機能障害・更年期障害等に使用されていますが、美容整形(シミ・シワ・ニキビ等)にも一部使われています。プラセンタ注射薬の使用と関連したvCJD発生は報告されていませんが、vCJDという病気について解明されていないことが多く、また、現在の科学的な検査では病原体であるプリオンの検査ができません。そこで、プラセンタ注射薬も、理論上のリスクが否定できないため、ヒト由来プラセンタ注射薬の使用歴がある場合は献血できません。

この項目の回答が「はい」の場合は、現在のところ一生献血ができないことをご理解ください。よろしくお願いします。

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