
広島県の血液事業の推進につきまして、県民の皆さまをはじめ、自治体、関係機関・団体、医療機関の皆さまには、平素より深いご理解と温かいご支援、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
広島県における令和7年度の献血者数は延べ116,254人となり、多くの皆さまに尊い善意をお寄せいただきました。
皆さまからお預かりした血液は、県内医療機関における輸血医療を支える貴重な輸血用血液製剤として活用され、多くの患者さんの命と健康を支えております。
一方で、少子高齢化の進行に伴う献血可能人口の減少が懸念される中、将来にわたり安定した血液供給体制を維持していくためには、若年層を中心とした新たな献血協力者の確保が重要な課題となっております。
このような状況を踏まえ、令和7年度は若年層対策の強化に重点的に取り組みました。高校や大学等を中心に献血セミナーを実施し、輸血医療や献血の必要性について理解を深めていただくとともに、高校生を対象として、放課後の時間帯に献血へご協力いただく取り組みを始めるなど、若い世代が献血に触れる機会の拡充に努めてまいりました。
また、情報発信力の強化を目的としてInstagramを開設し、献血に関する情報や各種キャンペーン、イベント情報等を積極的に周知することで、より多くの皆さまに献血を身近に感じていただけるよう取り組んでおります。
さらに全国的に、輸血用血液製剤の安全性向上のため、血小板製剤を対象とした細菌スクリーニング検査を導入し、より安全・安心な血液製剤の供給体制の充実に努めてまいりました。また、「献血カード」と「献血手帳」の新規発行および更新は令和8年1月4日をもって終了し、献血Web会員サービス「ラブラッド」への移行を進め、献血予約や情報確認等の利便性向上を図ることで、継続的に献血へご協力いただける環境整備を行っております。
血液は人工的に造ることができず、また長期保存にも限りがあることから、医療で必要とされる製剤をいつでも使用できるよう日々安定した輸血用血液を確保しておく必要があります。血液センターは、関係機関・団体等との連携を一層深めながら、献血者の安全に配慮するとともに献血者の心の充足感をもたらし、県民の皆さまが継続して献血にご協力いただける環境づくりを進め、献血血液の安定的な確保に全力で取り組んでまいります。
皆さまにおかれましては、引き続き血液事業に対するご理解とご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和8年7月
広島県赤十字血液センター
所長 坂井 晃






