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所長のつぶや記

所長ごあいさつ(平成30年2月)

徳島県赤十字血液センター所長

2月になりました。「待春や 今朝は濃い目の ロイヤルティー」(高橋あつこ)。寒い朝、温かい紅茶でゆっくりするのもいいものです。

昨年11月、スマトラ島で新種のオランウータンが見つかりました。大型類人猿の新種発見は、1929年アフリカで見つかったボノボ以来88年ぶりです。ボノボはチンパンジーより小型ですが、素人目にはチンパンジーにそっくりです。両者は、巨大なコンゴ川の両側に別々に住んでいます。昔は同じひとつの生き物でしたがコンゴ川により交流が遮断され、それぞれが独自の進化を遂げ別の生き物になりました。100万年前の出来事です。

チンパンジーは男性が優位の社会で、他の群れと出会うと喧嘩になり、時には殺し合いにまで発展することがあるようです。一方、ボノボの社会は女性が優位で、他の群れと出会っても喧嘩にはならず体を密着して挨拶を交わすそうです。平和共存です。両者の共通の祖先はチンパンジー的なものとボノボ的なものを併せもっていたと考えられます。この共通祖先と人間は、共通の祖先を持ちます。人間にもチンパンジー的なところとボノボ的なところがあるということです。世界各地から紛争、虐殺のニュースが毎日のように届きます。女性がもっと活躍する社会になれば、人間もボノボのようにもっと平和的に共存できるようになるのかもしれません。

今、「はたちの献血」キャンペーンを行っています(詳細は当ホームページの「お知らせ」をご覧下さい)。これは献血者が減少しがちな冬季に、新たに成人を迎える「はたち」の若者を中心として広く国民各層に献血への理解と協力をお願いするものです。このキャンペーンキャラクターに広瀬すずさんが就任しました。「いっしょに行こう。」と笑顔で献血を呼びかけています。悲しいかな人間は時に憎しみ合ったり、殺し合ったりします。しかし、他の人を思いやる優しさもあります。広瀬すずさんの笑顔は「思いやる」大切さを思い出させてくれます。今までより少し多く他の人たちのことを思いやってみてはどうでしょうか。そして、輸血を待っている患者さんのことを思いやる気持ちも持っていただければありがたいです。

徳島駅前献血ルーム「アミコ」では、献血患者さんから献血者の皆様への感謝のメッセージをお預かりして展示しています。ぜひご覧下さい。

患者さんのもとに安心で安全な血液を安定してお届けできるよう皆様のご理解、ご協力をお願いいたします。

平成30年2月

徳島県赤十字血液センター 所長 浦野 芳夫

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