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所長のつぶや記

所長ごあいさつ(平成31年5月)

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 新天皇が即位され、元号が「令和」となりました。新しい時代の幕開けを肌で感じます。夢と希望をもって目標に向かって歩んでいきたいと思います。

「木々の香にむかひて歩む五月来ぬ」 水原秋櫻子

 4月10日、日本を含む国際研究チームによるブラックホール撮影成功のニュースが世界を駆け巡りました。素人の私には十分に理解はできませんが物凄いことのようです。

 ところで5月20日に1キログラムの基準(定義)が変更されることをご存知でしょうか。これも科学の世界では非常に画期的なことで、定義の変更は研究者にとっては長年の夢だったようです。

 最初1キログラムは10センチメートル立方(1リットル)の水の重さでした。ところが水は温度によって体積が変化し、また蒸発するためばらつきがでます。そこで1キログラムの分銅(国際キログラム原器といいます)を作って定義としました。約130年前のことです。この原器はパリの国際度量衡局に厳重に保管されてきました。しかし、表面汚染などのためその基準が変動していることが判明しました。ごくわずか(50マイクログラム程度)ですが今日のハイテク社会に支障が出かねない変動のようです。原器に頼らない基準が必要となり、昨年11月の国際度量衡総会で、5月20日から定義を変更することが決まりました。新しい定義は「キログラムはプランク定数の値を正確に6.62607015x10‐34ジュール・秒と定めることによって設定される」だそうです。(???... 何のことやらさっぱりわかりません。)

 現在、世界的に使われている単位の体系(国際単位系と言います)には、質量(キログラム)のほか、長さ(メートル)、時間(秒)、電流(アンペア)、温度(ケルビン)、光度(カンデラ)、物質量(モル)があり、それぞれに定義が決められています。

 1メートルは「1秒の299,792,458分の1の時間に光が真空中を伝わる距離」(???です。)、1秒は「セシウム原子が吸収・放出する電波が91億9263万1770回振動するのにかかる時間」となっています。(これも???。理解不可能です。)アンペア(電流)、ケルビン(温度)、モル(物質量)の定義も5月20日に変更されます。やはり私たち一般人には理解できない定義となっています。これらが変更されても私たちの生活レベルでは何の変わりもないということです。

 新しい御代になりましたが、変わらないことはたくさんあります。輸血を必要としいる患者さんがたくさんいるという現実も変わりがありません。

 「輸血が必要な人が、顔の見えない誰かの善意によって助かる。」

 我が国の献血制度は世界に誇るべきものです。いつの日か人工血液が実用化され献血がその役割を終えるまで、これを変えることなく将来に引き継いで行かねばなりません。皆様のご理解ご協力をお願いいたします。

令和元年5月

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