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所長のつぶや記

所長ごあいさつ(令和元年7月)

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 今年はどんな夏になるのでしょうか。台風、豪雨ではなく適度の雨、そして猛暑、酷暑ではなく適度の暑さを願いたいものです。暑い時には冷たいものが恋しくなりますが、気温が30度を超えるとアイスクリームの売り上げは落ちるそうです。代わってかき氷がよく売れるようになるということです。

「匙なめて童たのしも夏氷」(山口誓子)

 私の頭髪はごま塩で髭にも白いものが目立ちます。眉毛は村山元首相のように長く伸び、耳毛は太くなってきました。目の周りの皺は深く、頬には老人性脂腺増殖症があります。また、老人性難聴のせいか蚊の音をとんと聞かなくなりました。気が付くと「どっこいしょ」と言いながら立ったり座ったりしています。絨毯の上でつまずくこともあります。足腰の衰えを実感する日々ですが、気持ちはまだまだ若いです。少なくとも若くいようと思っています。

 加齢による足腰の衰えすなわち運動器の機能低下は、進行するとロコモティブシンドローム(ロコモ:運動器症候群)を起こします。ロコモとは「運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態」のことを言います。平たく言うと、関節や骨、筋肉などが弱くなり、「座る」「立つ」「歩く」などの日常的に必要な動作ができなくなってしまう状態です。介護が必要になる最も多い原因です。

 運動器の衰えをチェックできる簡易テストを「ロコモチャレンジ!推進協議会」がホームページで紹介しています。

 ①片脚立ちで靴下がはけない②家の中でつまずいたりすべったりする③階段を上るのに手すりが必要である④家のやや重い仕事が困難である⑤2㎏程度(1Lの牛乳パック2個程度)の買い物をして持ち帰るのが困難である⑥15分ぐらい続けて歩くことができない⑦横断歩道を青信号で渡り切れない

 これら7項目のうち、ひとつでも当てはまれば運動器の機能が衰えているサインだそうです。絨毯でつまずく私はすでにロコモ予備軍です。この状態から脱するためには、しっかり運動してしっかり栄養をとる必要があります。頭では理解しています。実行あるのみです。延ばせ!健康寿命。

 ロコモになるのは高齢者というイメージを持たれがちですが、最近若い女性に予備軍が急増しているそうです。家庭で便利な電化生活の普及、車社会、机仕事の増加、エレベーターやエスカレーターの使用などで体を動かす機会が減り、また多くの若い人たちが朝食抜きやコンビニ食、ダイエットなど不適切な食事をしています。女性は男性と比べて筋肉量が少なくロコモになりやすいため、若い頃からしっかり運動してしっかり栄養をとってロコモの予防をして欲しいと思います。歳をとって後悔しないためにも。

 昨年度、徳島県では31,267人(女性8,697人、男性22,570人)が献血の受付をしてくださいましたが、うち4,360人(女性2,754人、男性1,606人)には献血をお願いできませんでした。最も多い理由はヘモグロビン不足(血の濃さが基準を満たさない)で、女性では受付者の21%がヘモグロビン不足でした。献血は健康な方に余裕をもってしていただくことが大原則です。健康で余裕のある体づくりには日頃からの適度な運動、バランスのとれた食事、良い睡眠が大切です。これはロコモの予防にもつながります。

 あなた自身そして家族のために、あなたの毎日を見直し健康寿命を延ばしましょう。そして健康という幸せの一部を、輸血が必要な患者さんに分けてあげていただければありがたいです。

 令和元年7月

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