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所長ごあいさつ

所長ごあいさつ(令和2年1月)

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 新年明けましておめでとうございます。

 旧年中は、赤十字血液事業にご理解、ご協力を賜りまして、ありがとうございました。

 本年もどうぞよろしく、お願いいたします。

 今年は、献血ルーム アミコでの初仕事で始まりました。血液は長期間の保存ができないため、年末年始にも献血をお願いしています。元日にもかかわらず、献血に足を運んでいただいた皆様には心から感謝申し上げます。

 なにひとつ変らぬ仕事始めかな(桑垣信子)

 我らが徳島ヴォルティスは、Jリーグ1部(J1)への再昇格をあと一歩のところで逃しました。残念の一言です。しかし、四国のサッカー界に目を転じればうれしいニュースもあります。FC今治が日本フットボールリーグからJリーグ3部(J3)への昇格が決まりました。四国で4番目のJリーグチームの誕生です。このチームは1976年に創立された大西サッカークラブを前身とし、2012年にクラブ名を現在のFC今治としています。2014年に日本代表元監督の岡田武史氏がオーナーとなりました。チームの公式サイトによれば、2025年までにJ1で優勝争いをするチームとなり、日本代表への選手の輩出や、人々に夢・勇気・希望・感動・笑顔をもたらす事を目標としています。「Re: START Change the world from Imabari」と銘打って、今治から世界を変えようとしています。J3昇格は、目標達成の通過点にすぎません。応援していきたいと思います。

 また年末には水泳の池江璃花子さんが退院したという、うれしいニュースもありました。入院中には辛いこと、苦しいことがたくさんあったと思います。彼女は「病気になったからこそ分かること、考えさせられること、学んだことが本当にたくさんありました」とツイートしています。そして2024年のパリ五輪出場、メダル獲得という目標で頑張っていきたいということです。目標に向かって頑張る姿は私たちに勇気を与えてくれます。応援しています。

 高校2年生で池江さんと同じ白血病を発症しながらも、克服して現在はタレントとして活躍している友寄蓮さんのインタビュー記事が昨年末の朝日新聞に掲載されていました。彼女は自分の体験を語ることによって、病気と闘っている子どもや薬の副作用で悩んでいる人たちにエールを送っています。子どもたちや家族にとって、彼女の存在は希望だと思います。

 友寄さんは、献血の啓発活動にも取り組んでくれています。抗がん剤の副作用で血液が作れなくなり、100回以上も輸血を受けた経験からです。「献血してくださった方々のおかげで生きている」という感謝の気持ちを込めて、機会あるごとに献血の必要性を訴えてくれています。

 1日約3,000人、1年間約100万人が輸血を必要としています。彼らの命を救うために1日約15,000人、年間約500万人の献血者が必要です。寒い時期は献血者が減少し、血液が不足気味になります。皆様のご協力をお願いいたします。

 新しい年が皆様にとって良い年でありますように。

令和2年1月元日

 

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