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所長のつぶや記

所長ごあいさつ(令和2年10月)

浦野所長は呟きたい

 新型コロナ感染症はまだまだ心配ですが、天高く馬肥ゆる秋となりました。食欲も増し体重が気になる季節です。また、新酒も気になります。

   新酒でも古酒でもよいがあと一本(大久保白村)

 4年ほど前に胃の調子が悪く、急に体重が落ちたことがありました。歳をとってからの体重減少というと、あまり気持ちのいいものではありません。ガンが頭をよぎりました。この時は、逆流性食道炎で物があまり食べられなくなったことが原因でした。

 それ以降、健康管理のため体重を量るようにしました。最近市販されているほとんどの体重計が、体脂肪率(脂肪が体重に占める割合)も測定することができる体組成計となっています。我が家の体重計もそうです。毎日これに乗っていると、おかしなことに気がつきました。体脂肪率が日によって違うのです。ある日は18%(体脂肪量:標準)、翌日26%(体脂肪量:過剰)ということもありました。「どうなっとんだ。この体組成計はおかしい!」。悲しいかな、私の思考回路はまず相手を疑うようにできています。

 有名な会社のものでありましたが、何か欠陥があるに違いないと思い、文句の一つでも言って改良してもらわねばと考えました。でもその前に、体組成計について何も知らなかったため、調べることにしました。そして自分の浅はかさを知ることになりました。

 体組成計は微弱な電流を体に流し、筋肉と脂肪の電気抵抗の違い(筋肉は電気抵抗が小さく、脂肪は大きい)を利用して体脂肪率を算出するものです。いくつかの要素が測定値に影響を与えます。最も大きいのは体の水分です。水は電気抵抗が小さいため、体が水分を多く含むと体脂肪率の値は低く出ます。また量だけでなく、どのように分布しているかによっても測定値が変動します。起床時には水分は体全体に均等に分布していますが、夕方になると立位の影響で下半身に多く集まります。(夕方になると靴下のゴムの跡が付くのはそのためです。)測定用の電流は足底から反対側の足底へ流れるため、主に下半身を通ります。下半身に水分が多い夕方には体脂肪率の値は低くなります。また、体温によっても電気抵抗は変化するようで、入浴後やサウナ後などでは正しい値は期待できません。

 体組成計は同じ時間、同じ条件で使用することが正しい使い方です。私の測定値が日によって変動したのは、異なった条件下で測定したためだと考えられます。クレームの電話を掛けずによかったと胸をなでおろしました。

 体重は健康のバロメーターでもあります。太り過ぎも、やせ過ぎも体にはよくありません。定期的な体重チェックは簡単にできる健康管理です。健康を維持し、健康のお福分けとして献血にご協力いただければ大変助かります。そして、献血後に送られてくる血液検査結果を健康管理にぜひ活用していただきたいと思います。皆様のご協力をよろしくお願いします。

令和2年10月

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