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所長ごあいさつ

所長ごあいさつ(令和3年1月)

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 新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 今年の干支(十干・十二支)は辛丑(かのとうし)です。東洋思想では辛いことが多いけれど、大きな希望が生まれる年だそうです。コロナ禍で大変ですが、きっと終息すると信じています。

「寝正月腹時計には勝てずをり」(伊藤白潮)

 新年は3日から仕事ですが、2日間は寝正月で過ごそうと思っています。国内外において厳しい状況下の人々が大勢いることを考えると、こうしていられることが有難く、また申し訳なくも思います。

 新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。国、地方自治体は人々に行動変容を求めてきました。行動変容とは、自分の目標やビジョンに向けて自発的に行動を変化させることを言います。残念ながら、テレビ、新聞などの報道ではクリスマス前後の人出は相変わらずでした。12月21日に日本医師会、日本看護協会など9つの医療関係団体は合同で「医療の緊急事態」を宣言し、より一層の感染防止に努めるように協力を求めました。医療の現場は悲鳴を上げています。

 新型コロナウイルス感染症は、高齢者にとって命が危険に晒される恐ろしい病気ですが、若い人が感染してもほとんどが無症状か軽症だと言われています。そのため若い人たちには危機感が少なく、行動変容に繋がらないようです。いかに若い人たちに届くメッセージを発信するかが一番の問題です。

 メッセージが届かないという問題は血液事業にもあります。若い人たちの献血離れです。20年前と比較すると10代~30代の献血者は約220万人減少しました。この状態が続くと、血液センターも悲鳴を上げるかもしれません。

16∼19歳

20∼29歳

30∼39歳

40∼49歳

50∼69歳

総計(人)

1999年度

669,897

1,920,726

1,425,468

1,118,146

992,475

6,126,712

2019年度

265,798

729,301

819,710

1,350,435

1,761,244

4,926,488

 血液センターでは機会あるごとに献血の意義、必要性を訴えて来ましたが結果に結び付いてきておりません。私たちは若い人たちに行動変容が起こることを期待して今年も発信し続けます。皆様のご協力をお願いいたします。

令和3年元旦 

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