一般にいう血液型(ABO式・Rh式)は赤血球の血液型ですが、白血球にもHLA型という血液型があります。HLA型とはヒト白血球型抗原(注)の(HumAn Leukocyte Antigen)略で、その組み合わせには数万通りあります。
HLA型を大きく分けると、A座、B座、C座、D領域(DR・DQ・DP)があります。
HLA型が一致するのは、兄弟姉妹間で4人に1人、非血縁者(他人)間では、数百から数万人分の1の確率です。
(注) 抗原とは:通常、細菌やウイルスなどの外来病原体や人為的な注射などで体内に入るタンパク質など、免疫反応を引き起こす物質。
白血病・再生不良性貧血・血小板減少症・悪性新生物(ガン)等で血小板輸血を繰り返し続けると、血小板にあるHLAに対する抗体(注)ができてしまい、輸血された血小板が壊されて(拒絶反応を起こす)出血を止める働き(効果)が無くなってしまいます。このような患者さんにはHLAを適合した血小板(HLA適合血小板)が必要となります。
(注) 抗体とは:体内に侵入してきた細菌・ウイルスなどの微生物や、微生物に感染した細胞を抗原として認識して結合する物質。
登録に際しては、内容をご理解いただいうえで登録申込書に必要事項を記入していただきます。
医療機関からHLA適合血小板の要請があった場合、HLA型が適合する方に成分献血のご協力をお願いしております。
血小板の有効期限は4日間と短いため急な依頼になることもありますが、お電話等で献血協力の 連絡があった場合には、ぜひご協力くださいますようお願いいたします。
※献血協力のお願いの電話をかける場合、017-741-1511または017-741-1512の発信番号となりますのでご留意ください。
HLA検査は、血小板献血ができる方に限らせていただきます。
年齢基準 【男性:18歳~69歳 女性:18歳~54歳】
※医師、看護師が最終的に判断し、登録をお願いできないこともあります。
※HLA型については、ご本人にはお知らせしておりませんのでご了承願います。
※個人情報については、日本赤十字社において厳重に管理されます。
ご本人の意思により、登録を取り消すことができます。
また、次の場合登録取り消しとさせていただきますのでご了承下さい。
男性は70歳、女性は55歳の誕生日を迎え、献血協力年齢を超過したとき。(男性は60歳~64歳の期間に献血の協力が無かった場合は、65歳の誕生日を迎えたとき)
転居先不明などで、血液センターと連絡が取れなくなったとき。
輸血や臓器の移植を受けたときなど。
TEL:017-741-1512
平日の8:30~17:00