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ありがとうの声

つながるチカラ、つなげるチカラ/はるさん

愛知県赤十字血液センターに届いた「ありがとうの声」を紹介いたします。

幼い頃から定期的に母が「今日献血バスに行ってくるね」と言い、献血に協力している姿を見ていたので、献血は身近なものでした。高校生になり、学校に献血バスがやってきました。16歳の誕生日を迎えて献血経験のあった友人からお菓子が食べられるから行ってきなよ、と誘われたのですが勇気が出ず、その時協力できなかったことが心に残っていました。大学生になり、通学で使用する駅に献血ルームがありました。ある日ふと思い立ち、献血ルームに足を運びました。あっさり400mL献血に協力でき、看護師さんからは献血しやすい血管をしていると褒められ(笑)、思わず母に「献血してきたよ」と連絡しました。母からも立派な社会貢献だと褒めてもらい、勇気を出してよかったと思った覚えがあります。その直後、父ががんになり、手術ではたくさんの血液製剤を使用したと聞きました。自分が献血をすることで父だけでなく誰かの命を救うことになるかもしれないと思うと、何度も協力するきっかけとなりました。

私が初めて献血に協力した約10年前にも、10代~30代の若年層の献血者数が減っているという話を聞きました。現在はさらに減っているそうですね。この超高齢化が進む日本ですが、病気を他人事と思っている同年代が多いと感じます。しかし、完全に健康な人は非常に少なく、輸血を必要とする大きな病気ではなくても、持病を治療しつつ生活している人が身の回りに大勢います。病気だけでなく、けがによる手術など、いつどこで自分が輸血を必要とする状態になるか分かりません。それまでは、自分の健康管理も兼ねてこれからも協力したいと思います。(愛知県:はるさん)

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