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所長コラム

所長コラム(令和2年3月)

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レジリエンスについて

東日本大震災後から災害の専門家により、「レジリエンス」という用語がよく使われるようになりました。
災害からの復興のためには、機能が停止した社会システムを回復する力や被災者の回復する力が必要であるということだと思います。
この「レジリエンス」いう用語は、精神医学領域でも用いられています。
うつ状態の治療は、規則正しい生活リズムや食事、睡眠、適度な運動などを行う必要がありますが、基本は、レジリエンス(回復力)を意識した治療や適当に対処してなんとかなるという思考の復活をすることですと精神医学の専門家が講演で解説して見えました。
レジリエンスの専門家は、自分の強みを活かすことや感謝のポジティブ感情を高めることなどで、レジリエンスを鍛えることが出来ると強調されています(レジリエンスの鍛え方)。
また、メンタルなストレスに対しては、ストレス耐性がある人は、メンタルプロブレムをきたしにくいというのが、精神医学の専門家の意見です。
このような情報を参考にしてもらいまして、日常生活を楽しく過ごされてはいかがでしょうか。

 

岐阜県赤十字血液センター
所長 林 勝知

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