【第60回献血運動推進全国大会】
3月、桜のことから書き出そうと思っていたら花が散り、4月、見事に垂れる紫の藤棚のことを書こうとしている間に色が消え、5月、それならば、いつも通るこの駐車場脇のサツキの植え込み(写真)で始めようと思っていたら、あっという間に花は枯れていました。
はやアジサイの季節。このままではヒマワリが咲いてしまう!
ここを逃してはなるものか、と久しぶりのコラムです。
さて、新聞記事などで見られた方もいらっしゃるかもしれませんが、来る7月18日に第60回献血運動推進全国大会が開催されます。
(第60回献血運動推進全国大会の開催について - 岐阜県公式ホームページ(薬務水道課) (gifu.lg.jp))
主催は、厚労省と岐阜県と日本赤十字社です。全国各県を廻って開催されます。岐阜県では昭和51年に第12回大会(写真)が開催されました。以来48年ぶりとなる今回の大会です。
毎日パソコンのキーを叩きながら私がコラムまでたどり着けなかったのはこの準備に余念がなかったからと言いたいところですが、正直を言うとちょっと違います。
岐阜県庁の綿密な進捗管理のもとに計画を進めていただき、血液センターが加わり準備が進んできました。
私はと言えば、どっしり構えられれば理想的なのですが、ああでもないこうでもないとグルグルして、そして気づくと開催まで1か月、いきなり詰めの段階です。
色々な詰めが必要なのですが、大事なところに、体験発表があります。これは、輸血を受けられた方からお一人、献血推進の活動をされた方からお一人、体験を発表していただくものです。そしてもう一人、岐阜県学生献血ボランティア代表から誓いの言葉を述べてもらいます。
これら発表者は岐阜県赤十字血液センターが推薦してお願いしました。体験発表のお二人にお会いしたのは今年の1月です。快くお引き受けいただきました。この時、1000人以上を前に発表していただくことはお伝えしたように思いますが、実はこの時点では我々も具体的なことはあまり分かっていませんでした。
先日、本番に向けて長良川国際会議場メインホールで事前チェックが行われました。発表者にはご自分の体験をご自分の言葉で話していただくだけのことなのですが、ステージ中央でライトを受けての発表、慣れていない人なら足が竦む(すくむ)雰囲気でした。
さて、近々、初めて発表者3人に一緒にお集まりいただきます。緊張させるかも知れませんが、具体的な会場の様子や手順もご説明できます。
3人の発表は式典の後半を締めるとても重要な役割です。これから1か月、まず3人に仲良くなっていただき、センター スタッフとともに急速に仕上げたいと考えます。
あれこれ書いてみましたが、実は一番緊張しているのは私かも???
岐阜県赤十字血液センター 所長 髙橋 健