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所長コラム

所長コラム(令和8年1月)

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【 『よろしく』と『了解』のこと(附 献血カード) 】

 

以前から献血に参加いただいている皆様は献血カードをお持ちの方が多いと思います。ちなみに私のカード(写真)は、すっかり擦り切れてしまいました。
これが献血実績を反映したものなら胸を張れますが、ご存じの方もおられるかも知れませんが残念ながらそうではありません(初めての献血 2020年5月コラム参照)。この献血カードを首から掛けるネームカードホルダーに、2,3枚の別のカードと一緒に入れて、出し入れするうちにただ擦り切れただけです(情けない)。

 

さて、ここで献血カードのことを挙げたのは、ご存じの方も多いかとは思いますが、この1月5日から献血カードがなくなったことをお伝えするためです。献血カードはなくなりすべてラブラッド(アプリ)に統一されました。

 

1月下旬のある日、献血カードからアプリへの全面移行で混乱もあるのではと思いながら廊下を歩いていたら、ちょうどおあつらえ向きに向こうから、日々献血の現場で頑張っているスタッフの一人がやってきました。呼び止めて話を聞いたところ企業やショッピングモール、また献血ルームなどでは移行は比較的順調とのこと。しかし、私が心配するのは特に初回献血者が多い高等学校などです。混乱も危惧するので、『対応をよろしく』と頼んだところ、『了解しました』の頼もしい返事でした。
ところがそれで終わらず、しばらくの沈黙があり、おもむろに彼から、『私からもお願いがあります。』の一言が出ました。

 

何かと思って身構えて待っていたら、少し笑顔の彼から発せられた言葉は、『コラム楽しみにしています。よろしく』でした。

痛いところを突かれた! 
私は、小心者なのでかなり気にしていたのです。
延び延びになっていることは知っていながら、そちらはできるだけ見ないようにしていたのです。

 

そこに彼からの一言。
思わず『了解しました』と返しました。

 

ところで、この「よろしく」と「了解」のやりとりですが、考えてみると、献血をいただく仕事についてから、私はあちらで「よろしく」、こちらで「よろしくお願いします」と、「よろしく」を連発してきました。
そして多くの皆さんからたくさんの「了解しました」や「分かりました」をいただきました。
しかし、何と言っても頼み事は献血協力、「よろしく」に「了解」と返してもらっても1人からいただける血液は1人分です。簡単に増えるものでないことは百も承知です。だから、「よろしく」「了解」で、献血が1人でも2人でも増えればありがたいのです。そして、時に、その「よろしく」「了解」が10人も20人も増やす力があることも経験して来ました。
ということで、私はこれからも、「よろしくお願いします」を連発していくでしょう。早速、今週も3か所ほどで発する予定です。

 

が、その前にやるべきことがあります。彼から「コラムよろしく」言われ、「了解」と応えました。もしかしたら彼は、なかなか登場しないコラムを、小説『走れメロス』で、メロスが必ず帰ってくると信じてじっと待っている親友セリヌンティウスのように、待っているかもしれない???

 

さて、果たしてこれが彼の「よろしく」の応えになっているでしょうか?
はなはだ不安ですが久しぶりのコラムです。

 

皆様、今年もよろしくお願いいたします。(ほら、出ました、よろしく!)

 

岐阜県赤十字血液センター 所長 髙橋 健

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