献血の上限年齢までに夫婦で100回を目指して、市内に出るついでに無理のないペースで
月1回ぐらいで献血ルームに行っていました。
献血の予約をした日の前から、油ものを控えたり、献血ルームの近くの本通りで買い物の
楽しみもありました。
お互いどちらが100回を早く達成するか、もらった景品の自慢などの話をしていました。
ある日左目が見えないと主人が訴えて、休日なので大きい救急病院へ連れて行くと脳梗塞でした。
詳しく検査をすると、偶然膵臓がんが見つかりました。
ステージ4、肝臓にも転移。半年の余命。
消化管から出血をしていて、貧血がすすみ輸血が始まりました。
「もう献血ができないね、今まで献血をしたのを返してもらおう!」
と言う、まだこの時点でがんと知らない主人を見て、部屋の外で泣きました。
もう、100回の話は出来ないんだなって。
来週から、会いたい人もいる、娘の成人式の晴れ着姿を見たいから、
延命のためにはなりますが化学療法が始まります。
副作用で貧血もあり、輸血の可能性があります。
誰かの献血で助かる命があります。
どうかご協力をお願いします。
広島県在住 サバ水煮缶さんより