みなさんこんにちは!
第9回の<血液センターだより>は、「浜田供給出張所」が担当します。
浜田供給出張所は、浜田市の東寄りに位置し、浜田自動車道出入り口のすぐ近くにある石央物流団地の中にあります。
主な業務は、島根県西部の医療機関に血液を供給することです。大田市~益田市(地図上の青く塗られた市町村)にある医療機関に血液を届けています。
ちなみに島根県東部の医療機関(地図上の橙色に塗られた市町村)へは、松江の血液センターから届けていますよ。
(津和野町と吉賀町は他の県から届けられています)
今回の記事では、一般的になじみの薄い浜田供給出張所の内部の謎を紐解くことで、読んでいただいている皆様になかなか知っていただく機会のない供給出張所の様子を知っていただき、供給のお仕事を身近に感じていただこうというコンセプトでお送りいたします。
建物の外観ですね。すごい快晴なので社屋も輝いて見えます。
平屋建ての事務所といった感じですが、実はしっかりとした作りで耐震性もばっちりです。
中央にある赤十字マークと施設名がチャームポイントです。
駐車場スペースは数台見えますが、反対側にもスペースがあり、かなり広いです。
あと、建物に隠れていますが自家用発電機も完備しており、停電時も安心です。
次は中の供給作業室を紹介します。
供給の作業室はこんな感じです。左側に冷凍庫が2台、奥側に冷蔵庫が2台、その右側には写真には1台しか写っていませんが、血小板の保管庫が2台あります。
中央と奥側にある、側面が黄緑色の台は低温作業台です。赤血球製剤や血漿製剤を取り扱う場合は温度が上昇しないよう、低温作業台に乗せて作業をしています。奥側が赤血球製剤専用で4℃前後、中央は血漿製剤専用で-36℃くらいに冷えています。
作業室は建物の総面積の約半分を占めており、浜田供給出張所の中では一番広い部屋となっています。製剤を取り違えて作業台に置かないよう、あえて製剤ごとの作業スペースを離して配置しています。
他の特徴としては、梱包時の室温が血液製剤の品質(温度の上昇)に直結することから、室温管理がされており、だいたい24℃くらいの室温で一定に保たれています。
私たちを含め、供給の仕事に携わる職員は、日々患者様が血液製剤を待っていらっしゃることを念頭に、安全かつ確実に医療機関様へ血液をお届けすることに努めています。
血液センターの車を見かけたら、暖かく見守ってくださいね。
ということで、浜田供給出張所の紹介は以上です。
実は浜田供給出張所では他にも事務室や宿直室、食堂やシャワー室などさまざまなスペースがあります。が、残念ながら今回だけでは書ききれなさそうです。次回以降に乞うご期待ですね。
今回の紹介で私たちが日々行っている業務のことや職場の雰囲気を少しでも感じ取っていただけたのであれば幸いです。
では、次回の浜田供給出張所の紹介をお楽しみに!
おまけ
これが本編みたいなものです。私たちのことをもっともっと知っていただきたく、クロスワードパズルを作ってみました。赤十字のことや医療のこと、そして趣味の食べ物のこと(?)を問題にしています。
我こそは、と思われる方はぜひチャレンジしてみてください。
ちなみに黄色のマスのヒントになっている浜田供給出張所の住所は
島根県浜田市下府町327-95ですよ。
(画像をクリックすると大きく表示されます)
(答えは上のリンクから。PDF形式で表示されます。)