青森県赤十字血液センターに届いた「ありがとうの声」を紹介いたします。
2021年 9月...
父がデイサービスの施設から 救急搬送されました。
その時、担当の医師からは1カ月の生存率が20%との説明を受けました。
どうやら一旦心停止をしたらしく、心肺蘇生で戻ってきたものの、状況はあまりよろしくなかったようです。
亡くなるまでの1日半で、病院から4回の呼び出しがありました。
状況が悪くなってきたので すぐに来てくださいと...
行くと少し回復をするので、また自宅に戻るの繰り返し...
時はコロナ禍...
本来ならずっと付き添いして最期を見届けるはずの状況だったのに、それすら出来ないご時世でした。
3回目の呼び出しで 担当の医師から
「医学的限界まで輸血をしました。この先は輸血出来ません。」
と言われました。
それから数時間後、4度目の呼び出しがありました。
残念ながら、病院に着いた時にはすでに息を引き取っていました。
とあるところで
輸血は死にゆく人の時間稼ぎのためではなく、生きている人のために使った方がいいのではないか?
という話を聞きました。確かにそうだと思います。
明らかに助かる感じではない場合、その人のために血液を使うより、輸血をすることによって元気になる・命が助かるという方のために使って頂いた方がいいと...
私もそう思わなくはなかったです。
ですが父が亡くなるまでの1日半、輸血によって時間を繋ぐ事が出来ました。
私たち家族はその間に覚悟を決めることが出来たのです。
最期の面会には間に合わず
看取ることは出来なかったのですが
みなさんの善意の献血によって、時間を繋いで頂きました。
本当に!本当に!ありがとうございます!!
献血は、自分自身でもしております。
先日 30回目の献血を無事終了致しました。
SNS音声配信でも献血の呼びかけをしています。
日本においては 善意 でしか 血液を集めることが出来ません。
かつてよりその重要さを認識していて、出来る限り協力をしたいと思い、現在に至ります。
SNSの中で「今日献血に行きます!」という嬉しいメッセージを頂くこともあります。
献血への協力は献血会場に行って献血する事だけではありません。
献血について情報発信をしたり友達に献血を勧めたり赤十字〇〇支部という募金箱に募金をするという協力の方法もあります。
少しでも気にして頂けるなら、みなさんの出来る方法で献血に協力をして頂ければと思います。
みなさんの献血によって父がいただいた輸血
本当にありがとうございました!!
これからも献血を出来る限り、続けて行きたいと思います。