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ありがとうの声

経験してみて分かること。/わらびさん

愛知県赤十字血液センターに届いた「ありがとうの声」を紹介いたします。

私は若い頃からなんとなく献血をしてきました。年齢を重ね、なかなか献血に行けなくなり、すっかり献血の事を忘れていた頃、がんが見つかりました。がんの治療は無事に終えることができましたが、一度がんに罹患すると献血はもう出来ないそうです(※)。出来ないとわかると急に、「もう誰かの役には立てないのか」と残念な気持ちになりました。そして今度は夫が急性骨髄性白血病に罹患し、大量の血液が必要になりました。沢山の方々のご厚意の血液で、夫の治療は進めることが出来ています。今はもう献血が出来ませんが、あの頃にした献血で夫の様に誰かの命を繋ぐお役に立てていたのかと思うと、献血をしていて心から良かったと思います。実際に輸血のお世話になると献血がどれほどの意味を持つのかという事がよく分かります。

健康であれば人を救う事も出来るのです。元気な血液を多くの患者さんが待っていると思います。献血に少しでも興味があれば、ぜひ献血会場に足を運んでみて欲しいです。何も怖くないという事が分かります。そして、今献血をして下さっている方々には心から感謝いたします。(愛知県:わらびさん)※令和2年11月4日より「(造血幹腫瘍の除く)悪性腫瘍既往の方は、無輸血かつ治療終了後再発なく5年間経過するまで献血延期」となりました。5年経過後に経過良好である場合、改めて献血会場の健診医師が献血可否について総合的に判断いたします。

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