このたび、日本赤十字社東海北陸ブロック血液センター石川製造所において、製造記録の不備により、その血液製剤を使用できない事態が発生しました。
献血にご協力いただいた方のご厚意を無にする結果となり、深くお詫び申し上げます。
当センターでは、本事態が発生したことを重く受け止め、献血血液を取り扱う全職員への教育を徹底するとともに、再発防止策を講じてまいります。
今後、皆様の善意による献血血液を無駄にする事態が起こらぬよう、製造工程における手順の見直しと、新たな手順の教育を徹底し、安定供給に万全を期すよう取り組んでまいります。
皆様に事態の概要等について報告申し上げるとともに、今後も献血へのご協力を賜りますようお願いいたします。
1 発生日
令和7年9月27日(土)
2 概要
令和7年9月27日、日本赤十字社東海北陸ブロック血液センター石川製造所において、血小板製剤の製造工程における秤量器で示した重量値と血液事業情報システムの重量値に不一致があったことから、6本の血小板製剤(Ir-PC-LRBS10)が輸血用血液製剤として使用できなくなりました。原因については現在調査中です。
これにより、輸血用血液製剤として使用できなくなった6本は、血漿分画製剤の原料として使用させていただく予定です。
3 医療機関への影響
該当製剤については代替製剤により対応済みであり、医療機関への影響はございませんでした。
日本赤十字社
東海北陸ブロック血液センター
所長 木下 朝博