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ありがとうの声

健康のおすそわけとして献血を

輸血治療を受けた方から、お手紙をいただきました。ご紹介いたします。

 

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献血にご協力のみなさま・献血サポーターの企業団体のみなさま
学生ボランティア・岐阜県赤十字血液センターはじめ血液事業のみなさま

 

 いつも多大なるご協力をいただき、本当にありがとうございます。
 岐阜県赤十字血液センターの令和4年7月の所長コラムに登場した「患者Kさん」です。ご無沙汰しております。

 

 社会人1年目で白血病が発覚、骨髄移植を経て、今月で移植7年になりました。
 もともと献血常連で、年齢上限まで続けて「最後の献血」を夢見ていたのですが、突然いただく側になりました。

 

 輸血をいただき、身体が楽になること以上にありがたかったのは、「血が止まる」ということ。我々は治療で筋力が落ちるためリハビリを行いますが、血小板が不足している時は出血してしまうためリハビリができません。また、身体に異常があり組織の一部を切り取り検査に出す際、血小板が不足していると切り取ることができず、検査に支障が出るそうです。しかし、輸血のおかげでそうはならず、無事に元気に退院することができました。

 

 そんな私は1年前(移植から6年)、「なまものを食べる」「会社に(実際にオフィスに)行く」がようやく解禁になりました。最初に食べたなまものは「スーパーで買った、パックに入ったお寿司」。解禁を祝うには地味かもしれませんが、「普通のものを普通に食べることができる」という幸せを噛み締めました。また、治療開始時からの目標「普通に会社に行って、1日仕事して、飲み会に行く(ノンアルコールだけど)」がやっと叶いました。

 在宅勤務での復職から6年、「患者が無理なく普通に仕事で活躍するには、普通のやり方に加えてどういう工夫を足せばよいか」を日々積み重ねています。これは、輸血でいただいた分を社会に還元するだけでなく、この先深刻化が予想される人手不足問題に対する1つの解決策にも繋がると思っています。

 

 最後に、本当はここで献血への引き続きのご協力をお願いするのが普通かもしれませんが・・・。治療は正直大変でした。今も少しですが大変です。だから、みなさまにはまず健康でいていただきたいと思っています。その上で、気が向いた時にはおすそ分けとして献血を考えていただければと思っています。私はできない代わりに、患者の退院後を開拓していきます。

 

 これから真夏になります。みなさまも、熱中症にはお気をつけて。いつも、ありがとうございます。

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 Kさん、あたたかいメッセージをどうもありがとうございました。

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