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患者さんから献血者さんへ

患者さんから献血者さんへのメッセージ(令和7年8月)

献血って、どんなに沢山の回数を兼ねても、自分のためにストックできるものではないです。今、必要とされている方に、今、正に届けられ、すぐに活用されているものです。そんなものと感じられる出来事がありました。

 私、二年ほど前、出張先へ向かう車の運転中にお腹が下る感じがしてきて焦ってました。「おおっ、これは下痢だな。なんか変なものでも食べたかな」って思い、出張先で急いでトイレに駆け込んで用を足しました。三回、シャー、シャー、シャーと出てきたので、これはただの下痢ではないなって思い確認しました。見てビックリ、便器が真っ赤かになる下血でした。何の前触れもなく突然に起こった事態に不安と焦りで、しばらくトイレにうずくまってしまいました。

 その日は出張先で何もできず、そのまま帰らさせてもらいました。家に保険証を取りに帰ってから、自家用車で病院へ行ったのですが、病院では「救急車で来てもよかったのじゃないか」と自力で来たことに驚かれました。医師から「今日は帰れないよ、入院だよ」と言われた時には、更に焦りました。

 すぐに内視鏡処置が行われたのですが、その日は出血場所の特定に至らず、HCUで様子を見ることになりました。次の日、自分でトイレに行こうとしてベッドから立ち上がった時に、そのまま倒れて、また下血してしまいました。当直の看護師さんにはほんと申し訳ない気持ちでいっぱいでした。この後、輸血処置になりましたが、輸血していただいたおかげで私の体力も戻り、3日目には通常の内視鏡処置ができて無事に止血されました。病院スタッフの皆さんにはほんと感謝しかありません。

 それともう一人、この時期に献血してくださった方がいたからこそ、生還できたのだとも思っています。本人に直接お礼の言葉を言えないのが残念ですが、ほんとに感謝しております。

 私は今までに55回の献血をしてきて、ちょっと自慢でした。それでも、どんなに沢山の献血をしても自分のためのストックにならないし、自分の血液がどこでどのように使われているのもわからないし、自分にとって何の意味があるのかは疑問でした。でも、今回、医師が輸血に躊躇なく使う姿を目の当たりにして、ほんとにありがたいことだなって感じました。

 献血って誰かがやっていてくれるものではなく、やっぱりみんなで考えて、みんなでわかりあうもの、取り組むものだと思います。

(50代男性)

  

私は20歳という歳でMDS、骨髄異形成症候群という正常な血を作れなくなる病気になってしまいました。この病気は比較的ゆっくり進行する病気で主な症状は赤血球や白血球、血小板などの貧血が進行していきます。

最初は「なんだか最近鼻血がよく出るなぁ」と町医者で採血をした結果、大きな病院を紹介され病気が発覚し、経過観察で様子を見ていましたが、予後は23年かもしれないと告げられました。

そんなある日、明らかに体がフワフワするような感覚を覚え、救急外来で受診をするといきなり赤血球の値が低くなっており、その際に生まれて初めて輸血をしました。それからは貧血の度合いもどんどん重くなっていき、輸血の回数も増え、最終的には週2回通院しその度に輸血を受ける体にまで衰弱していきました。

現在は骨髄移植の治療中で入院しており、順調に回復に向かっているとの事です。

皆様の献血という心暖かい行動に命を助けられました。

病気が治ったら自分も絶対献血しに行く!と決めていたのですが、1度輸血を受けた人間は生涯献血は出来ないようで何とか感謝を伝えられないか、と調べた結果このページが出てきましたので応募した次第です。

まさか、自分が輸血を受ける立場になるとは想像もしていませんでしたが、実際に輸血を受ける度に「献血をしてくれた方のおかげで今も生かしてもらってるんだなぁ」「献血をしてくれた人たちありがとう」と心の中で言いながら感謝してます。

献血は人の命を救える、1番身近な臓器提供なのかもしれません。

(20代男性)

   

お世話になります。

私は54歳の男性です。

今から10年前の5月に急性リンパ性白血病を患い入院しました。

3か月後に骨髄移植をし、幸いなことに予後が良好で退院し今に至ります。

治療中は何度か輸血をしてもらい命が繋がりました。

1年後にCIDP(指定難病)を患い、今も治療中です。

定期的に免疫グロブリンの点滴をしております。

白血病の輸血、CIDP治療中の献血ヴェノグロブリン、何も献血していただいた方々のおかげで今を元気に生きてると実感してます。

感謝です。

献血をしていただいた方ありがとうございます。

この場を借りてお礼を申し上げます。

(50代男性)

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