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所長挨拶

血液事業の推進につきましては、平素より県民の皆様をはじめ、献血推進団体、ボランティア団体、県・市町村、医療機関および関係各位の皆様に、多大なるご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。

献血につきましては、九州ブロック内で必要な血液を、各県の生産年齢人口や献血ルームの成分採血ベッド数に応じて按分し、計画的に採血を実施しております。令和6年度、大分県では按分された計画数47,829人に対し、移動採血バス24,490人、献血ルーム23,212人、合計47,702人の方々にご協力をいただきました。

一方、輸血用血液製剤の供給につきましては、九州ブロック全体で必要な血液を確保することができ、大分県内の医療機関が必要とする血液43,565本(200mL換算で157,497単位)も安定的にお届けすることができました。

また、令和6年度は、将来にわたる安定的な献血者の確保を目指し、「若年層への献血普及」に努めるとともに、献血者の皆様の利便性向上を図るべく、献血Web会員サービス『ラブラッド』アプリを活用した「予約献血の推進」に取り組んでまいりました。

「若年層への献血普及」につきましては、関係各位のご協力のもと、学域を対象とした学校献血は26校で実施、献血セミナーも32回開催することができ、いずれも昨年度を上回る実績となりました。

「予約献血の推進」につきましても、総献血予約率が前年度比4.5%増の63.1%となり、今後もより多くの方にとって快適で協力しやすい献血環境の整備に努めてまいります。

令和7年度は、現行の献血カードの廃止や、血液製剤のさらなる安全対策を目的とした細菌スクリーニング検査の導入など、血液事業にとって大きな変革の年となっております。

今後とも、必要とされる患者さんのもとへ輸血用血液製剤を安定的にお届けできるよう、一層の努力を重ねてまいる所存です。

引き続き、県民の皆様の温かいご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

金田所長の写真

令和7年4月1日
大分県赤十字血液センター
所長 金田幸司